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新章でのキャラクターの新鮮な絡みに注目
イベント終了後、小野坂さん、佐藤さん、竹本さんにイベントの感想や、『テイルズ オブ』シリーズの思い出など話をうかがった。
――イベントの感想をお願いします。
小野坂昌也(以下、小野坂) お客さんたちが熱くてよかったよね。
竹本英史(以下、竹本) 熱くて温かくて。言い方はあれですけど“ガチユーザー”なんだな、というリアクションの早さがあって盛り上がりました(笑)。
佐藤利奈(以下、佐藤) ニコ生やYouTubeを見てくださった人たちもみんな暖かくて、ありがたかったです。
竹本 そうだね。弾幕もやさしかったし。相変わらずテイルズのお客さんはやりやすいです。これもすべて、小野坂さんが「テイルズ オブ フェスティバル」(以下、テイフェス)で調教してきた成果なんでしょうね(笑)。
小野坂 ぐへへへ(悪い顔)。でも、「本当のガチユーザーはこんなの見ずにゲームやってるよ」というコメントは心に刺さりました(笑)。
佐藤 今日いちのコメントだよね(笑)。
――「テイルズ オブ アスタリア」が3周年、『テイルズ オブ』シリーズ全体では20年以上の歴史があります。その中で特に印象的だったことを教えてください。
小野坂 最初にゲーム(テイルズ オブ シンフォニア/2003年発売)を録った時のことも、ドラマCDやアニメを録った時のことも昨日のことのように覚えているので、古いというイメージがないんですよ。でも、メンバーが集った時に、みんな年を取っていたので「なるほどな」という感じを受けたのが印象的でした。ただ、やっぱり毎年「テイフェス」をやってスキットしているので、古い感じはいまだにないんですよね。
佐藤 「テイルズ オブ ベルセリア」(2016年発売)も収録自体は発売のだいぶ前に行いましたし、発売前に「テイフェス」にシークレットで出させていただいて。もともと『テイルズ オブ』シリーズには敵キャラやサブキャラで出ていたので、私も結構長く携わらせていただいています。とてもファミリー感の強い作品なので、そのファミリーの一員に(ベルセリアで)改めてなれたことが嬉しかったですね。ハードな物語なので不安もありましたし、めちゃくちゃ緊張していたけど暖かく迎えてくれて、大丈夫だという勇気に変わりました。先輩たちが歩んできた軌跡を見ながら、今まさに思い出が作られているところです。
竹本 『テイルズ オブ』シリーズはゲームの収録後もイベントやドラマCD、ラジオなどいろいろな形態で続けてきました。最初にゲームの収録をした時から、レイヴンのことを「すごく愛すべきキャラをやらせていただいた。好きだな」と思っていたんですけど、ライフワークのようにやらせていただいたことで、ほかの作品以上に愛情が深くなった気がします。やればやるほど面白い、こんな一面もあったんだと気づかせてくれたので。僕らがどんどんキャラを好きになっていく感覚がお客さんにも届いて、お客さんの「好き」という思いが増幅されていく……そういうことは他ではなかなか味わえない経験なので楽しいです。