ホビー業界インサイド第22回:プラモデルを作らなかった層にもアピール! バンダイ「ハコルーム くまのがっこう」シリーズの秘めた可能性

2017年04月30日 12:000
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動向をにぎるのは「オトナ女子」たち?


── 他社製品でも、接着剤不要で塗装の必要のないプラモデルが増えていますし、今までと違う層にプラモデル商品が届くといいですね。


宮地 そういう意味でも、「オトナ女子」に刺さったのは大きな資産です。女の子は少し背伸びして大人の真似をしたがりますので、「オトナ女子」によってつくられた土壌は必ず下の世代にも広がると確信しています。そこをどう繋げるかですね。

── 「オトナ女子」について、もう少し詳しく教えてください。

大木 明確な定義はないのですが、20~30代の女性ですね。オトナ女子市場に対するアプローチは、過去に何度かチャレンジしてきましたが、2013年に発売した「美少女戦士セーラームーン」20周年記念の商品が大ヒットしたことから、子供のころにキャラクターに感じたトキメキを今でも忘れない女性が多いことがわかりました。さらなるオトナ女子市場開拓に向けて、現在さまざまな商品を展開しています。

── ハコルームにとっても、「オトナ女子」層は重要なわけですね?

三澤 当初はサブターゲットかと思っていたのですが、もしかするとメイン級になるかも知れません。まだ発売前なのでわかりませんが、弊社は大人に向けた販促ツールは充実していますので、前向きに情報を集めて、「オトナ女子」の方たちのニーズに応えた商品を出しても面白いかも知れませんね。

── 商品名は「ハコルーム くまのがっこう」ですが、飽くまで「ハコルーム」がシリーズ名なんですよね?

三澤 そうです。カテゴリーの第1弾が、絵本を原作にした「くまのっがこう」です。チャンスがあれば、「ハコルーム」シリーズの中で、ほかのキャラクターにも挑戦していきたいと思っています。





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