Kalafinaの高い表現力が実現させた、2つの世界観を持つニューシングル

2017年04月04日 12:000

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10周年に向けて、今年は大切な1年になります


── 3曲目として、ピアノだけの伴奏による「春を待つ」が収録されています。

Wakana 「春を待つ」は、Kalafinaにとって初めての、ハモがない曲なんです。楽譜を渡された時、梶浦さんから「今回はハモがないです」と言われて驚いたというのが、第一印象でした。ピアノはいつもライブでお世話になっている櫻田(泰啓)さんだったので安心感があって、私は2人の声も聴いて歌うことができたんですけど、実際に歌ってみると、とても難しかったです。

── ハーモニーがないのが、逆に難しかったと。

Wakana Hikaruはこう来てる、Keikoはこう来てる、じゃあ、私はどうしようって、考えすぎてしまう部分があって。3人が声を重ねて作り上げる曲ではないということで、こんなに難しくなるのかと思いました。でも、そこが楽しかったところでもあります。

Keiko シンプルで、すき間がある曲だなと思いました。Kalafinaの曲はぎっしりと要素が詰まっている曲が多いので、これは逆にボーカル力が試されるなと。私は、KalafinaのKeikoという役割を意識せず、自分なりのイメージを自由に広げて歌っていきました。梶浦さんからも、「もっと好きに歌っていいんだよ」というディレクションがありました。

Hikaru 私は、ボーカルを担当するパートの歌詞に、「明るい」「暗い」、「咲く」「枯れてゆく」という対照的な言葉が入っていたので、そのコントラストを意識して歌いました。もともとは、カジュアルに、いつものKalafinaとは違うやわらかい感じで歌おうと思っていたんですけど、それを試してみたらちょっと違っていて、それよりも言葉のコントラストを大切にしました。

Keiko Kalafinaにとっては初めて歌うタイプの曲だったので、私たちにとっても刺激的でしたし、ファンの方のリアクションが楽しみです。

── 印象的な3曲が収録されたシングルができあがり、4月15日からは、ライブツアー「Kalafina“9+ONE”」が始まります。このタイトルには、いろいろな意味がこめられているそうですね?

Keiko “9+ONE”はそもそもツアーのタイトルではなく、2017年のKalafinaのテーマなんです。今年9周年ということは、当然、次にくる10周年という大きな区切りを念頭に置いた年になるわけじゃないですか。ともに歩んできてくださったファンの方々と10周年を祝うためにも、2017年はファンの方々と一緒になって、Kalafinaを原点から掘り下げる年にしたいよねと。Kalafinaはライブの時にお客様の声を聞いて次に生かしてきたんですけど、今年はそれをさらに発展させていこうと思いました。10周年に向けての9周年ということでの“9+ONE”であり、Kalafinaの魅力をより発信して、ファンの方々と共有していこうという意味での“9+ONE”なんです。そのテーマを、大事な春のツアーにそのまま付けさせていただきました。

── ツアータイトルを超えた、もっと大きなテーマを持った言葉なんですね。

Keiko そうですね。今年1年の活動のテーマです。2017年は本当に大事な年だと思っていて、常にファンの方々と繋がっていることを、今まで以上に意識しています。

Wakana 私たちが1つの目標にしていた10周年が目前に迫ってきて、それに向けてできることを、今年はすべてやろうと思っています。そういう意味でも、“9+ONE”なんです。ツアーは10都市13公演で、初めて行く場所もあるので、初めてKalafinaを見てくださる方も含めて、よりたくさんの方々に楽しんでいただけるものにしたいですね。ファンのみなさんに、“+ONE”を感じていただけるライブをやっていきたいと思っています。

Hikaru 9年間、いつも今の自分に“+ONE”をしていくことを意識して、Kalafinaの活動を続けてきたので、“9+ONE”というタイトルには、大きな意味を感じています。“+ONE”を公言してライブをする、そのスタートが春のツアーになります。

Keiko 私たち3人、メラメラと燃えております(笑)。



Kalafina プロフィール


梶浦由記プロデュースによる、女性ボーカルユニット。
メンバーは、Wakana、Keiko、Hikaruの3人。劇場版「空の境界」主題歌プロジェクトとしてスタートし、2008年にシングル「oblivious」でデビュー。
現在まで、5枚のフルアルバム、「into the world / メルヒェン」を含め20枚のシングルをリリース。ベストアルバム、ライブアルバム、リミックスアルバムのリリースも。ライブでは世界各国に進出。独特な世界観で、高い評価を得ている。


■Kalafina「into the world / メルヒェン」

初回生産限定盤A(CD+DVD) 1,389円(税別)

2017年4月5日発売

レーベル:SACRA MUSIC


初回生産限定盤B(CD+ Blu-ray) 1,574円(税別)

2017年4月5日発売

レーベル:SACRA MUSIC


通常盤CD 1,204円(税別)

2017年4月5日発売

レーベル:SACRA MUSIC


期間生産限定盤(アニメ盤)(CD+DVD) 1,574円(税別)

2017年4月5日発売

レーベル:SACRA MUSIC


完全生産限定盤(アナログ盤) 1,389円(税別)

2017年4月5日発売

レーベル:SACRA MUSIC

〈収録曲〉
01. into the world
02. メルヒェン
03. 春を待つ
04. into the world -instrumental-
※アニメ盤のみ
04. メルヒェン -instrumental-
05. メルヒェン -アニメ Size-

※初回限定盤AのDVD、初回限定盤BのBlu-rayには、「into the world」Music Videoを収録
※アニメ盤のDVDには、「メルヒェン」Music Video、「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」ノンクレジットエンディング 1&2 を収録



ライブインフォメーション


●「into the world / メルヒェン」 発売記念イベント

4月7日(金) 神奈川・ラゾーナ川崎プラザ 2F ルーファ広場 グランドステージ
4月8日(土) 東京・お台場ヴィーナスフォート 2F 教会広場
4月9日(日) 兵庫・阪急西宮ガーデンズ 4 階スカイガーデン・木の葉のステージ

●「Kalafina “9+ONE”」

4月15日(土)・4月16日(日) 千葉:森のホール21
4月23日(日) 北海道:わくわくホリデーホール
4月30日(日) 愛知:日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
5月2日(火) ・5月3日(水・祝) 大阪:フェスティバルホール
5月7日(日) 神奈川:神奈川県民ホール 大ホール
5月13日(土) 埼玉:大宮ソニックシティ 大ホール
5月14日(日) 富山:オーバード・ホール
6月3日(土)・6月4日(日) 東京:東京国際フォーラム ホールA
6月10日(土) 宮城:仙台サンプラザホール
6月17日(土) 福岡:アルモニーサンク北九州 ソレイユホール

※詳しくは、オフィシャルサイト http://www.kalafina.jp まで



(取材・文/鈴木隆詩)

画像一覧

  • 初回生産限定盤A(CD+DVD)

  • 初回生産限定盤B(CD+ Blu-ray)

  • 通常盤CD

  • 期間生産限定盤(アニメ盤)

  • 完全生産限定盤(アナログ盤)

関連作品

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発売日: 2016年10月26日   制作会社: シャフト
キャスト: 梶裕貴、悠木碧、嶋村侑、川澄綾子、浜田賢二、遠藤綾、池澤春菜、伊瀬茉莉也、桑島法子、桑谷夏子、新谷良子、後藤邑子、甲斐田裕子
(C) 西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

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放送日: 2011年1月6日~2011年4月21日   制作会社: シャフト
キャスト: 悠木碧、斎藤千和、水橋かおり、喜多村英梨、加藤英美里、野中藍
(C) Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS

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