自分たちのやりたいことをストレートに。岸田教団 & THE 明星ロケッツのニューアルバムが完成!

2017年03月30日 18:300

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「Blood on the EDGE」は、パンチラ感を意識して書きました


── 次は4曲目の「GATE II ~世界を超えて~」ですね。

岸田 先ほど言った通り、「EGOISTIC HERO」寄りの曲なので、「GATE~世界を超えて~」よりもハードになってます。主人公の行動も、2期のほうが決断的になっていくので、歌詞も主体性のある感じにしました。

── この曲はイントロのドラムが特徴的です。

岸田 あれは、はやぴ~さんのアイデアですね。イントロで出オチをかます時はだいたいギターなので、この曲はドラムでやってみようぜ、と(笑)。時系列的に次は「天鏡のアルデラミン」ですね。この曲と、その次に作った「Blood on the EDGE」は、電撃文庫感を出してみました。「電撃文庫って、こんな感じでしょ?」という僕の中のイメージそのままの曲ですね。得意ジャンルなので、曲も歌詞も悩まずに書けました。「天鏡のアルデミラン」の時は、はやぴ~さんが買ったばかりのトーキング・モジュレーターを使ってみたいと言ったので、それが使えるような曲にしました。

── 「天鏡のアルデミラン」は、キラキラした曲という印象があったんですけど?

岸田 曲はポップさとハードさが半々あるイメージなので、キラキラした印象があったとすれば、ボーカルだと思います。この曲のichigoさんのボーカルはよかったんですよね。多少、誉めました(笑)。ありがとう、という感じでした。

── 「Blood on the EDGE」は、現時点での最新シングルになります。この曲はいかがでしたか?

岸田 OVA「ストライク・ザ・ブラッドII」のオープニングテーマですが、実はこの時も、シングルのカップリング曲になった方を先に候補曲として出していたんです。もう少しクールな曲だったので、ワーナーさんから、「イメージが違う」と。はやぴ~さんからも、「かっこいいけど、パンチラ度が足りない」とお叱りを受けまして(笑)。そこでパンチラ感を増して、「Blood on the EDGE」を作りました。

── そんな裏事情が(笑)。でも、「Blood on the EDGE」はダークさもあるかっこいい曲ですよね。

岸田 ここで言うパンチラ感というのは、パンチラっぽい音ということではなく、「こういう音楽が好きな人は、パンチラも好きだろう」ということですね。「ストライク・ザ・ブラッドII」のような、世界観がしっかりあってストーリーもちゃんとしていて、でもパンチラも欠かせない、そんなアニメを好んで見る人が好きな曲調を意識して作りました。

── シリアスな世界観を持ちつつ、パンチラ感もあるという。

岸田 ワイルドなようでいて、ワイルドじゃないんです。そもそもメタルのような音楽を、僕はハードな音楽だとは思わないんですね。むしろポップでマイルドなサウンドだと思っています。

── この後は、アルバム用の新曲ですね。

岸田 そうですね。新曲の中で最初に書いたのは、「nameless survivor」です。本当はこれがタイトルトラックになる予定でした。アルバム全体のコンセプト、つまり、今、自分が一番やりたかったことが入っているのは、この曲なんです。だから、アルバムの中で自分にとって最も重要な曲を選べと言われたら、この曲になるんですけど、MV制作の都合でレコーディングを進める前にタイトルトラックを決めなくてはならなかったのですが、この曲はできあがりがどうなっていくか読めなかったので、タイトルトラックにするのは止めました。

── できあがりがどうなるか読めなかったというのは、どういうことですか?

岸田 人に任せなくてはいけない部分が多かったんです。作曲って難しいもので、こう書いたら、自動的にこういうできあがりになると読める要素と、演奏によって変わっていく要素があって、この曲は後者の要素の方が強かったんですね。だから、メンバーへの指示が、この曲は特に細かかったですね。結局、僕の当初のイメージにかなり近づけたし、予想以上にいい仕上がりになりました。

── 「nameless survivor」の歌詞を、ichigoさんに任せた理由はなんだったのですか?

岸田 もともとこの曲は、明るくポップなメロディラインなんです。それをいい感じにシリアスに寄せたくて、僕が考えて書くよりも、ichigoさんのストレートな言葉が合うかなと。それにボーカルが特によくないとダメな曲だったので、歌う本人が書いたほうがいいという判断もありました。だから、歌いやすいように書いて、と。

── 実際、ボーカルは素晴らしいですよね。

岸田 アルバムの新曲の中で、この曲が一番いいと思います。声を張って歌わなくてはいけない曲だったので、レコーディングは大変そうでしたけど。ichigoさんの背中についているボリュームのツマミをMAXにするというイメージですね。

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