ワッキー貝山の最新ガチャ探訪 第1回「人力車と花粉とさかなクン……バラエティ豊か過ぎるガチャの世界」

2017年02月21日 16:030

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No3 水際のさかなクン(バンダイ)300円

バンダイはキャラクター物に強く、ウルトラマンや仮面ライダーなどヒーローものフィギュアの展開はかねてよりありましたが、2015年11月に「コーヒーカップの松崎しげる」を発表。このヒットで芸能人シリーズが立て続けに商品化されました。ちなみに「窓際の松崎しげる」という商品では、シークレットとして日焼け前の松崎しげるさんが登場。顔がスケルトンになっていて、度肝を抜かれたのは記憶に新しいです。お次はムツゴロウこと畑正憲さんのキーチェーンが登場。やさしく微笑む畑さんに癒された人も多いはず。そして、待望の第3弾がさかなクンだ! 全4種と少々寂しい気がしますが、ラインアップも「さかなクンA~D」という淡白なもの。まあ、ぶらさがるか、座るか、逆立ちするかのシンプルなラインアップだものね。

さて、カプセルを手に取ると、透明部分からさかなクンの顔がニョッキリ。それが初対面になります。そして、取り出ししげしげと眺めると、さかなクンの突飛なキャラが存分に表現されていることがわかります。ただし、フィギュアということで表情が固まったままなので、ちょっとオカルトチック。普段は絶対TVで見せないような、奇妙な雰囲気をこのカプセルトイから感じることができます。座るさかなクンは、どこか悲壮感ただようたたずまいで「オイ、大丈夫か!」ってツッコミを入れたくなりますね。人間同じ表情はないのよ、顔で笑って心で泣く。そんな深みを感じます。

 

さて、今後のタレントフィギュアはどの方向に向かうのでしょうか? バンダイは「ぶらさがって隊」という商品が、フチシリーズの始まりだと記憶しています。「スマート持てリーマン講座」でおなじみのイラストレーター・SHU-THANG GRAFIXさんのキャラクターで展開していくのかと思ってましたが、まさか芸能人の方向に向かうとは。奇譚クラブは江頭2:50やダチョウ倶楽部、ザキ山などをカプセルフィギュア化しましたし、それに対するようにバンダイから商品化された高田純次キーホルダーのクオリティはハンパなかったですね。そんな芸能人シリーズですが、何はともこれからもあっと驚く商品開発をお願いしたいところ。私的には「これが来たか~」とクスッと笑えるものがイイですね。期待しています。

 

※今回紹介している商品は、現在は販売を終了している場合もあります。

 

<プロフィール>

ワッキー貝山
フリータレント兼ガチャガチャコレクター(カプセリスト)。7歳からガチャガチャを集めだし、10万個所有。「愛しのインチキガチャガチャーコスモスの全て」「素晴らしきインチキガチャガチャの世界―コスモスよ永遠に」「最終決定版!インチキガチャガチャの真相―コスモス、その愛」(双葉社)「日本懐かしガチャガチャ大全」(辰巳出版)などの関連本を出している。




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