七色の楽曲がつなぐリスナーとの絆! 吉岡亜衣加7thアルバム「虹をつないで」リリース記念インタビュー!

2017年02月14日 12:000

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「最初から歌いたいことが決まっていた」中盤を彩る新曲


──新曲「旅立ちの時~未来へ~」は、感動的な卒業ソングですね。

 

吉岡 そうなんです。私自身、2月後半になってくると卒業──特に高校を卒業する頃のイメージがあって、当時からみんなとはバラバラになっちゃうんだなあという思いがあるいっぽうで、それぞれ目指す夢がもう決まっているという複雑な気持ちがあったんです。今回、アルバムがちょうど2月15日に発売されるということで、その複雑な気持ちを歌にして収録したいなと思って作りました。

 

──もうひとつの新曲「YELL」は、「旅立ちの時~未来へ~」同様にしっとりいくのかと思えば、バンド感の強い曲でぜひともライブで聴いてみたい1曲です。

 

吉岡 私が通っていた高校って野球がすごく弱くて、高校野球大会の時は毎回球場まで応援に行くんですが、いつもすぐ負けちゃっていたんです。でも私、みんな毎日朝早くからがんばって練習していたし、放課後も遅くまで練習していたことを知っていて、汗水たらして野球に打ち込んでいる彼らの姿ってすごくいいなと思っていたんです。その後、後輩の子達がすごくがんばって、あと一歩で甲子園というところまで勝ち進むという快挙を成し遂げたんです。結局県大会の決勝で負けてしまったんですが、地元ではすごい大騒ぎになりました。私と同学年の子達ががんばってきたことが後輩に受け継がれて、少しずつ形になってきたんだろうなと思うとすごく嬉しくて、その子たちを勝手にイメージして書いたのがこの曲なんです。1人だとつらいことも、仲間がいることで毎日がんばれるということは素晴らしい、というイメージを曲にしました。

 

──この2曲は「学校生活」というか、身近な日常のドラマを描いた楽曲ですね。

 

吉岡 そうですね。今回は特に「学校」をテーマに設けたりはしていないんですが、いつもその時に感じていることだったり、「この人に曲を書いてみたい」「この人の励みになる曲を書いてあげたい」という風に身近なテーマで曲を書くことが多いので、今回はそれが重なった感じがありますね。そういう意味では、今回は最初から歌いたいことがしっかりと見えていたので、あとはそれを曲として書くだけ、という感じでサラサラと作ることができました。

 

バラエティ豊かなタイアップ曲たち

 

──そのいっぽうで、「薄桜鬼」関連の楽曲も多数収録されていますね。今回は、シリーズ第1作「薄桜鬼~新選組奇譚~」のリメイク作「薄桜鬼 真改」や、ミニゲーム集「薄桜鬼 遊戯録」など、硬軟様々な世界観に合わせたバラエティ豊かな楽曲が並んでいます。

 

吉岡 確かに。「薄桜鬼 真改 風ノ章」オープニング「瑠璃ノ空へ」は、「薄桜鬼」シリーズの前へ前へと進んでいく感じが出ている楽曲なので、これを1曲目にしたらあとは気持ちよく聴いてもらえるんじゃないかなと思って最初に収録しました。かと思えば、「遊戯録」の楽しい曲とかも入っているので、聴いた方はふり幅の大きさに「これも『薄桜鬼』?」と思うかもしれないですね。ただ、自分としてはキャラクターたちもいつも命をかけていたり、苦しい思いをしているわけではないと思っていて、「遊戯録」の楽曲ではキャラクターのお茶目なところをイメージしつつ歌わせていただきました。

 

──そのほか、今回の収録曲で印象深い曲はありますか?

 

吉岡 「和奇伝愛」シリーズの主題歌「薫り語り」は面白い曲でした。「和奇伝愛」シリーズは、主人公の女の子がいろいろな人とかかわることで感情を取り戻していくドラマCDなんですが、この楽曲では、「自分にはこんな感情があるんだ」と新しい自分を見つけて、どんどん出していける。そんな世界が描かれていて、まるでストーリーを歌っているような気持ちになりました。「あなたと出会ったことで、いろんな感情を知れたよ」「幸せを知ることができたよ」というようなメッセージが感じられるところが好きです。

 

──普遍的なテーマの楽曲ですね。

 

吉岡 そうですね。「幸せとは何か? 真実とは何か?」という歌詞があるんですが、私自身も改めて「幸せって何だろう」「真実って何だろう」と考えさせられました。私がそれを信じているだけで、本当は周りから見たらそれは真実ではない、というようなちょっと不思議な世界に入り込みそうな、深いテーマのある曲だなと思いました。

 

──この曲はMVも撮影されていますが、どんなイメージの映像なのでしょうか。

 

吉岡 ちょっとけわしいところから、だんだんと笑顔がこぼれるようなMVになればいいなと思って撮影しました。ちょっとずつ変化を楽しんでいただけるような映像になっています。このMVを撮影した時って、11月のすごく寒い日だったんです。屋外で撮ったんですがちょうどその日が曇り空で、晴れ間が出たら「今だ!」と急いで撮影しました。お天気と相談しながら撮影した思い出があります(笑)。そういう環境だったこともあり、余計にいいものを作りたいと思って撮影に臨みました。

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