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「PARAISO」は劇場で聴くにふさわしい曲になりました
──2曲目の「PARAISO」は、劇場版「チェインクロニクル~ヘクセイタスの閃~」のエンディングテーマです。ゆよゆっぺさんの作曲ですね。 ナノ ゆよゆっぺさんは1stアルバム「nanoir」にも参加していただいた方で、今回、久しぶりにコラボしました。とても研究熱心な方で、違う人が書いているんじゃないかと思うくらい、曲によって印象が変わるんですけど、どの曲も素直な感性で書かれていて、まっすぐなんです。だから、歌っているこちらも気持ちよくなってくるんですね。今回の「PARAISO」も、心が晴れるメロディになっています。
──編曲は、WEST GROUNDさんなんですよね。 ナノ プロデューサー的な立場で、「MY LIBERATION」とサウンドの印象を整えるためにアレンジに加わったのかなと。楽曲の構成やメロディラインは、完全にゆよゆっぺさんのものですね。こちらも躍動感がある、戦いの曲です。
──「PARAISO」の作詞のコンセプトを教えていただけますか? ナノ 「MY LIBERATION」の詞には戦いへの葛藤も含まれていたんですが、「PARAISO」は、ゆよゆっぺさんの素直な曲調に触発されて、よりまっすぐな歌詞になりました。戦いに一途に挑んでいく気持ちを歌っています。
──主人公の生き様、哲学を描いた歌詞だと感じました。 ナノ 「PARAISO」のほうが、客観的にストーリーを語る曲になっていると思います。風景が見えてくるような歌詞なので、劇場版に合っているかなと。「PARAISO」はパラダイスのことで、みんなが戦いの中で思い描いているゴール、夢見ている場所を表しています。
──大きなスクリーンで味わうのに、より適した曲になっているということですね。 ナノ そうですね。サウンド的にもストリングスがふんだんに入っていて、劇場で聴くにふさわしい曲になったと思います。
──アニメver.のCDには、さらに、ゲーム「チェインクロニクル3」の主題歌「HAVEN」も収録されています。 ナノ 「HAVEN」は「心の避難所」という意味です。この曲は「白」のイメージで、明るい曲を作ってほしいという要望があったので、光あふれる世界をイメージして書きました。
──ゲームと比べると、アニメの世界観には「黒」の要素が多く含まれているのかなと。 ナノ 確かに同じ「チェンクロ」でも、アニメのほうには闇の成分を感じました。実は「チェンクロ3」は、アニメのその先を描いているゲームなんです。戦いが進んで、キャラクターも成長しているということで、「HAVEN」も、より光ある世界に近づいている曲になっています。きっとアニメのキャラクターは、これからの放送の中でいっぱい戦って、いっぱい悩んで、大人になっていくのでしょうね。
──その先に「HAVEN」があると。この曲はWEST GROUNDさんの作曲です。 ナノ 躍動感がある「MY LIBERATION」や「PARAISO」と比べると、壮大な、広がりのある曲になりました。WEST GROUNDさんが私に作る曲としては珍しいタイプで、こういう曲が歌えたのはうれしいです。ライブで早く歌いたいです。