今年で9年目を迎えた大型アニメミュージックイベント「ANIMAX MUSIX」。その狙いをプロデューサーに聞いた

アキバ総研 | 2017年01月11日 07:00

--お話を聞いただけでも、ものすごいイベントだなという感じがしますが、今回の「ANIMAX MUSIX 2016-2017」において、特にこだわったポイントなどはありますか?

 

園田:毎年そうなんですが、「ANIMAX MUSIX」の場合、各アーティストさんのオリジナル楽曲だけでなく、さまざまなカバーやコラボなどの企画も多く、そこは結構こだわっています。それも、単なるカバー&コラボではなく、「なぜ今、この曲を歌うのか?」「なぜこのアーティストとこのアーティストが一緒にコラボするのか?」といったストーリー性を大切にしています。横浜公演で言うと、ちょうど東映アニメーションさんが創立60周年ということもあり、「東映アニメーション60周年」というテーマのもと、いろいろなアーティストさんに東映アニメーションさんがらみの曲を歌っていただいたりしたんですが、お客様が見たときに「なるほど」と思うような納得感のあるプログラムを目指しました。

 

 

--お客さんの反応はどうですか?

 

園田:やはりよかったですね。曲の並び順なども結構重要かなと思っていまして、たとえば今回の「東映アニメーション60周年」企画の場合、最初にbless4さんが「ドラゴンボールZ」の『WE GOTTA POWER』を、その圧倒的な歌唱力とダンスで披露した後、三森すずこさんが「スマイルプリキュア!」の『Let's go! スマイルプリキュア!』をかわいらしく歌う。さらに、「タドコロック」としても知られる田所あずささんが、ロックテイストで「金色のガッシュベル!!」の『カサブタ』を熱唱し、最後に井口裕香さんと内田真礼さんが「おジャ魔女どれみ」の『おジャ魔女カーニバル!!』を歌って締めるというように、皆さんそれぞれの個性を生かしたカバーを、テイストなどを考えた演出にしたのですが、おかげさまでお客様の満足度は高かったようです。

 

また、「アコースティックコーナー」では、まず内田真礼さんが「さんかれあ」の『絵空事』という曲を歌ったんですが、実はこれも、内田さんが初めて主演を務めた作品が「さんかれあ」で、その大事な作品の主題歌をアコースティックでしっとり歌うというようなストーリーがありました。そのことを知っているファンの方には、「あー、なるほど」と、そのストーリー性を感じていただけたかなと。また、続いて、南條愛乃さんが「時をかける少女」の『ガーネット』という曲を歌ったんですが、これは、昨年7月に発売された南條さんの「Nのハコ」というアルバムの中にも収録されているカバー曲で、ファンの皆さんから南條さんご本人に歌ってほしいというリクエストも多かったために唄っていただきました。

 

三森すずこさん

 

--なるほど。こういうストーリーは、MC、ナレーションなどでご紹介されたりするのでしょうか?

 

園田:そこがまた難しいところでして。全部説明したほうがいいのか、それともわかる人だけわかってくれればいいのか。たとえば、今回、でんぱ組.incさんに初めて出演していただいたのですが、その後にシークレットゲストとして中川翔子さんに出ていただくという流れだったんです。これも、中川さんとでんぱ組.incさんが元々「パンチライン」という作品の中ですでにコラボをしていたのに加え、実は中川さんが今年CDデビュー10周年ということもあっての登場だったわけですが、こういうことはなかなか説明しないとわかってもらえない部分もありますので、今回はでんぱ組.incさんに、CDデビュー10周年ですということを紹介してもらう形式にしました。ただ、このあたりのさじ加減はなかなか難しいところですね。皆さん勘がよくて、情報も頭に入っていますから、わざわざ言うまでもなく勘づいてくれる部分もありますし。で、そういうことが伝わったときの空気感は、こちらとしてもやっていて気持ちのいいところではありますね(笑)。

 

中川翔子さん+でんぱ組.inc

 

--今年の「ANIMAX MUSIX 2016-2017」における、注目アーティストをあげるとしたら、どなたになりますか?

 

園田:横浜アリーナに関しては、GRANRODEOさんですかね。GRANRODEOさんは、昨年はお休みだったので、2年ぶりの登場ということになったのですが、今男性のボーカリストが少ない中で、彼らほどの圧倒的なパフォーマンス力とおもしろいトークで会場を沸かせられる存在は本当に貴重です。あとは、今回初登場のでんぱ組.incさんですね。アキバ系アイドルグループという意味では、アニメミュージックとの親和性はあると思いますが、アイドルとアニメミュージックアーティストの方って、やはりちょっと違う部分があるんですね。なので、一歩間違うと、お客様が引いた目で見てしまう可能性があるかもしれないという不安は少しありました。でも、でんぱ組.incさんはご自身でもアニメやゲームが好きということを言ってらっしゃいますし、アニマックスの制作番組「東映アニメーション60周年記念特番」にも出演していただいたり、最近アニメ作品のタイアップを歌われたりということもあり、このタイミングで、出ていただくのがベストだと思い、ご出演いただいたんです。結果としては、三森すずこさん、中川翔子さんとのコラボ含め、大変好評でした。

 

GRANRODEO

 

--年明けの大阪公演のほうは、いかがでしょうか?

 

園田:大阪は今回初登場の方が結構多いんですね。Wake Up Girls!さんや、下地紫野さん、水瀬いのりさん、ミルキィホームズさん。何度か出演していただいているアーティストさんも合わせるとかなり強力なラインアップになったんじゃないかと思います。

 

--大阪公演の参加アーティストの方の顔ぶれも豪華ですよね。手応えはいかがですか?

 

園田:正直、初の大阪での1万人規模のイベントということで、かなりプレッシャーもありました。東京近郊ではこうしたアニメミュージックイベントの認知が高いので、自然と情報が広まっていくんですが、大阪については、大阪でこのようなオムニバスイベントが開催されるということを知らない方も多く、苦戦した部分もありました。でも、地道にプロモーション活動を重ねた結果、おかげさまでなんとか満員御礼となりそうです。

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