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私がテーマにする青春は、大人が振り返る青春なんです
06. ノットフォーセール・フォッシル
分島 アルバム用の新曲です。比喩をたくさん使って、言葉遊びをして、聴く人なりのイメージが湧きやすいように、あえて余白を作った歌詞にしました。タイトルも言葉遊びで、「ノットフォーセール」と「フォッシル」という、音感は似ているけど、意味はまったく違う言葉を掛け合わせました。「フォッシル」は化石という意味ですが、同じ表現をしても、その時々のトレンドによって、みんなに受け入れてもらえるかどうかって、変わってきますよね。自分自身ではどうにもならない、時代が決めてしまう価値というのが、歌詞のテーマになっています。
また、「フォッシル」には、もう1つのイメージがあって。私は19歳でデビューしたんですが、当時は髪が長くて、ドレスを着て、アーティスト写真では笑わないというイメージだったんです。それが今では、髪を切ってバイクに乗っていたりするんですが(笑)、私をずっと追いかけていない人にとっては、今でもデビュー当時のイメージが化石のように残っているんだなと考えると、すごく不思議で。逆に、ファンのみなさんがいるからこそ、私はアーティストとして変化を続けられるんだなと思いながら、作った曲でもありました。
07. 君はソレイユ 分島 「ストライク・ザ・ブラッドOVA ヴァリキュリアの王国篇」のエンディングテーマです(シングルは、2015年11月25日リリース)。ストーリーが結婚式みたいな感じだったので、そのイメージの通り、結婚式の曲を意識して作りました。「ストライク・ザ・ブラッド」はTVシリーズの時にエンディングテーマも担当させていただいて、その「signal」という曲と、歌詞は対になっているんです。主人公の少年の目線で書いた「signal」に対して、「君はソレイユ」はヒロインの目線ですね。古川貴浩さんが、キラキラした、やさしいアレンジを加えてくださいました。
08. Drink Drunk Music 分島 12月に東京と大阪で開催する、ビッグバンド編成によるライブのために書き下ろした新曲です。ビッグバンドによるジャズで、途中には、トランペット、トロンボーン、サックスのソロも入っていて、ゴージャスで楽しい曲になっています。私の歌よりも、楽器が主役というイメージで聴いていただきたいですね。 歌詞のテーマもライブ。東京も大阪も平日開催なので、仕事終わりに来た社会人のお客さんに共感していただけるような内容にしました。私自身、会社務めの友だちのグチを聞くことがあって、みんな、平日は大変なんだなと。それをライブで発散して、元気になって帰っていただけるような楽曲になったと思います。アレンジはsugarbeansさん。とても華やかなサウンド感です。
09. Love your enemies 分島 「劇場版 selector destructed WIXOSS」のメインテーマです。「selector」はTVシリーズのオープニングテーマを1期2期とやらせていただいて、自分としては燃えつきたという思いだったんです。そこに劇場版のメインテーマの依頼をいただいて、TVシリーズを越えなければいけないと。今までにないプレッシャーを感じる中で、私は「selector」に対して、これ以上の曲は書けないという、すべてを注ぎ込んだ曲になりました。
救われたのは、劇場版の曲なので、1分30秒に収めることを考えなくてよかったということですね。Aメロ、Bメロ、サビと続くポップスの流れを無視して、全体で大きな流れを感じさせる、完全にクラシックの作り方をしました。すごく頭を使って作曲して、何度も転調させて。ラストだけはメジャーコードになるという、仕掛けを施しました。
アレンジは千葉“naotyu-”直樹さんで、迫力満点のオーケストラサウンドになっています。
10. luminescence Q.E.D. 分島 アルバムタイトル曲です。「Q.E.D.」は「証明終わり」ということなので、最初からラストに持ってこようと思っていました。最初にお話しした通り、1つひとつの曲は、聴いてくれる人の中に生まれる光であり、私にとっての自己証明であるというアルバム全体のテーマを曲にしています。 歌詞のテーマは青春です。でも、10代の青春感ではなく、大人が振り返った青春感なんですね。どんな夢でもかなう気がしていて、やりたいことがとめどなくあって、何もかもを信じて疑わないキラキラした時代がかつてはあったけど、経験を重ねるごとに、どうしてもかなわないもの、失わなければならないものが出てきて。でも、それを体験することで、改めて気づく大切な気持ちがあるという歌詞を、バラードに乗せて歌いました。 アレンジはsugarbeansさんで、大きな船が大海原をゆっくりと進んでいくようなサウンドのイメージになっています。私もそうですけど、完全燃焼しきれなかった青春時代を送ってきた人に刺さってほしい曲です。