アニメ映画「虐殺器官」、2017年2月3日公開決定! 「TIFFアニ!!」にて新ポスタービジュアルと共に発表

2016年11月01日 16:110

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アニメ映画「虐殺器官」より、2月3日に公開されることが発表された。



本作は2009年に34歳で夭折した小説家・伊藤計劃さんのオリジナル長編小説「虐殺器官」「ハーモニー」、残された30ページの序文を盟友として知られる芥川賞作家・円城塔さんが書き継いで完成させた「屍者の帝国」の3作品を順次劇場アニメ化する「Project Itoh」の1作。制作スタジオの経営破綻により制作中断・公開延期となっていたが、その後本作のチーフプロデューサー・山本幸治さんが設立した新スタジオ「ジェノスタジオ」が制作を引き継いでいた。

公開日が発表されたのは、10月31日に開催されたイベント『TIFFアニ‼ 第一部 「東京国際映画祭 イチオシ・アニメ スペシャルステージ」第一部』。クラヴィス・シェパード大尉役の中村悠一さんとジョン・ポール役の櫻井孝宏さん、プロデューサーの山本幸治さんが登壇した本イベントでは、冒頭15分間の上映されたほか、上記の公開日や最新のポスタービジュアルが発表になっている。
以下、リリースより登壇者コメント。



【中村悠一】
──原作とそのアニメーション化について
オーディションを受ける際に原作を読みました。戦いのシーンや会話など、映像映えしそうだなと思いましたが、中途半端に作るとみっともない作品になる。完成度の高さが求められる作品であり、大丈夫かな? という思いもありました。セリフ量も多いんですが、監督もおっしゃっているように、それを削ると『虐殺器官』ではなくなってしまう。それをどうするのか? 楽しみでもありました。


──制作スタジオの倒産を経て、公開延期を挟んでの完成、公開
(倒産の)ニュースの翌日に『虐殺器官』の取材が入ってたんですよ。ネットでニュースを見てマネージャーに電話して、結局、取材はなくなりました。でも、再出発のチャンスをいただいて、あの時よりも時間をおいて、より良いものに仕上がっていくだろうと思いました。音が入って、重厚感がより増したと感じました。


【櫻井孝宏】
──自身が演じるジョン・ポールについて
物語のキーマンです。タイトルにもなっている“虐殺”――人に働きかけて、とんでもないことを起こしてしまうものを見つけた人です。虐殺って凄く強くて怖い言葉ですが、そこから想像されるものとはちょっと違う、深い怖さを持ったキャラクターです。最初は出てこないですが、彼が出てきた時が、物語の核心に迫っているという難しいキャラクターでもありました。

──中村さん演じるクラヴィスとのクライマックスの対峙について
僕にとっては、クラヴィスの存在が、自分を形作る重要なファクターでした。こちらが想像していた形にならないのがお芝居の面白さでもあるのですが、中村さんから迫力が伝わってきて、ジョン・ポールとして会話を楽しんでいました。


──見どころ
血の表現など、目を覆いたくなるような、容赦のない表現になってますが、それが最後につながるフックとなっています。リアリティ――もしかしたらあるんじゃないか? こういう未来が来るんじゃないかという予感など、いろんなことを考えさせられる作品です。


【山本幸治(プロデューサー)】
――倒産を経て、自らスタジオを興して再出発、そして完成に
(倒産して)ここで頑張って作りきれば、目立つなと思って作りました(笑)。(背中に『虐殺器官』と書かれたTシャツを着ており)いろいろ背負ってしまいました(笑)!

画像一覧

関連作品

虐殺器官

虐殺器官

上映開始日: 2017年2月3日   制作会社: ジェノスタジオ
キャスト: 中村悠一、三上哲、石川界人、梶裕貴、小林沙苗、大塚明夫、櫻井孝宏
(C) Project Itoh / GENOCIDAL ORGAN

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