2年振りの新曲とともに、ベストアルバムをリリース! 未来を感じさせる三澤紗千香

2016年09月28日 18:000
「-INFINITE Selection-」<アーティスト盤>

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シングルを出すごとに、アーティストらしくなっていけたと思います


──2曲目からは、シングル曲が時系列で並んでいます。まずはデビュー曲の「ユナイト」。今、振り返っていかがですか?

三澤 曲をいただいた時は、「私がこんなに力強い曲を歌ってもいいんだ」と、目からウロコでした。声優を目指した時から、TVアニメでヒロインを演じたいというのと、歌も含めて、マルチな活動をしたいという目標がありました。それが同時にかなったのが2012年で、4月から「アクセル・ワールド」で黒雪姫を演じ、8月に「ユナイト」をリリースした時は、夢にあふれまくっていました(笑)。でも、自分の中にノウハウがなくて、周りに助けていただきながら、目の前のことをがんばることで、ガムシャラに突っ走っていた時期だったと思います。

──ボーカルは、とてもかっこよかったです。

三澤 ライブでは欠かせない曲になって、「ユナイト」のイントロがかかるだけで、ワッと盛り上がるんです。私にとってはもちろん大切な曲ですし、たくさんの方に愛される曲に育っていってうれしい限りです。でも、Music Videoで走っている姿を見ると、「若い!」って思いました(笑)。今と走り方が違うなって。

──アーティスト盤の特典Blu-rayには、3枚のシングルのMusic Videoが収録されているんですよね。「ユナイト」の時の初々しい姿も、見ることができて。

三澤 夢と希望だけで、何もわからなかった頃の三澤が映っています(笑)。MVは3作とも外ロケが中心なので、Blu-ray画質になると、私の髪の動きや汗といった細かいところから、光の加減や緑の生き生きとした色が、鮮明に見えて。シングルの初回盤を全部持ってるというファンの方にも、改めてチェックしていただきたいなと思います。

──3曲目は、「ユナイト」のカップリング曲の「トワイライト」。

三澤 19歳がちょっと背伸びをしてロックをがんばっているのが「ユナイト」なら、等身大の女の子の曲になっているのが「トワイライト」です。歌詞もがんばりすぎてないので、やさしい気持ちになって歌えて。レコーディングの時もライブでも、高校生の頃の帰り道の夕暮れを思い出しながら歌っていました。

──山梨の風景を思い出すんですね。

三澤 思い出しますねー、四方八方、山に囲まれていて、駅から家まで何十分も歩き、途中にコンビニひとつないみたいな風景を(笑)。

──それが、この曲のやわらかさに繋がっているんだと思います。

三澤 タイプの違う2曲を、デビューシングルで歌えたのはよかったなって。スタッフさんがいろいろと配慮してくださったおかげです。今、聴くと、19歳の三澤の声っていいなと、素直に思えるんです。あの頃だからこそ出せた輝きが、この2曲には入っていると思います。

──4曲目は、2ndシングルの「リンクス」。「とある科学の超電磁砲S」の後期エンディングテーマですね。

三澤 声優として出演はしていなくて、アーティストとしてエンディングテーマを歌うという形で、関わらせていただきました。だから、「とある」ファンの方々に受け入れられるかどうか、ドキドキしていたのですが、結果的にこの曲もたくさんの方に愛していただけるようになって、サビの「ありがとう」は、ライブではみんなが大合唱してくれるんです。

──あそこは、歌いたくなる部分ですよね。

三澤 初めて披露したのは、シングル発売数日後のアニサマ(Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-)でした。まだアニメでもオンエアされているかどうかというタイミングだったんですけど、1番を聴いたお客さんが、ここはコールを入れるところだと理解してくださって、2番の「ありがとう」ではコールが返ってきたんです。「すごい!」と思っていたら、最後のサビでは、会場全体から大きなコールがあって、幸せな気持ちになりました。

──リアルタイムで、コールが生まれていったと。アニサマのお客さんは順応力が高い。

三澤 MCで、「ここは歌ってください」とお願いしたわけでもないのに、みんな歌ってくれて、本当にうれしかったです。私もアニサマのファミリーに加えてもらえたように思えましたし、この日のおかげで、その後のライブでは、コールがすぐに定着しました。

──5曲目は「リンクス」のカップリング曲「インフィニア」。この曲は、TVアニメ「とある科学の超電磁砲S」第23話の挿入歌として使われました。

三澤 レコーディングの時は、挿入歌になるとは知らなかったので、オンエアを見てびっくりしました!(笑) この曲は、とってもアニソンらしい曲調で、ライブではやっぱり盛り上がりますね。自分の弱い部分も認めて、前に進んでいこうという歌詞は、私が歌っていきたい想いそのもので、自分も勇気がもらえたし、聴いてくれた人にストレートにメッセージを伝えられる曲になったと思います。

──耳に残るメロディと、前向きな歌詞の曲なので、アニメスタッフのみなさんも、挿入歌として使いたいと思ったのかもしれないですね。

三澤 そうだったらうれしいですね。レコーディングの時はアニメ作品の世界を想定せずに歌ったんですけど、23話で流れるのを見たら、すごく「とある科学の超電磁砲S」に合った曲だなと思いました。みんながいるから、自分もここにいるよ、という、「リンクス」と共通するメッセージを持った曲だと思います。

──6曲目は3rdシングルの「フェイス」。「白銀の意思 アルジェヴォルン」のエンディングテーマです。

三澤 原作がないオリジナルの新作アニメーションに、主題歌アーティストとして参加するということで、私も積極的に制作に関わった曲でした。楽曲を選ぶコンペでは、私から「この曲がいいと思います」と提案して、それを周りのみなさんが受け入れてくださって。歌詞に関しても、シナリオを読んで自分の意見を伝えて、それを反映していただきました。「ユナイト」の頃と比べると、アーティストらしくなれたのかなと思います。

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