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ライブ定番曲「真夏のオーケストラ」のアンサーソングも
──続く「春夏秋燈」と「桃源郷カタルシス」は、和のテイストを持った2曲です。
MICHI 「春夏秋燈」は、歌詞が難しかったです。「晴天の霹靂 篠突く雨は 止まない」とか、「え、どういう意味?」って(笑)。この歌詞にちゃんとニュアンスを付けて歌うには、ちゃんと意味を調べて、自分のものにしないと、と思いました。レコーディングは、調べたことを書き込んだノートを楽譜の横に置いて、のぞみました。
──ミディアムテンポで、切なく美しいメロディを持つ曲です。
MICHI 実は、3rdシングルの「リアリ・スティック」と、「クロムクロ」エンディングテーマの座を争ったメロディなんです。だから、私にはなじみのある曲だったのですが、まさか、ここまで漢字満載の歌詞がつくとは、想像してませんでした。
──「桃源郷カタルシス」も和の曲で、歌詞にはアルファベットが一文字も入っていません。この曲はいかがでしたか?
MICHI この曲はザ・アニソンですね。ドラマティックなメロディで、聴いた瞬間、三日月の夜が似合う曲だなと思いました。この曲もキーが低く、地の声で歌うことができて、いい響きになりました。歌っていて気持ちよかったですし、今までレコーディングした曲の中で一番短時間で終わりました。
──作詞・作曲は白戸佑輔さん、編曲は草野よしひろさん。たくさんのアニメソングを手がけている方々です。 MICHI アニメファンの心に、絶対に刺さる曲だと思います。和ということでは、「春夏秋燈」と同じですが、歌の強さは全然違っていて。2曲が並んだことでメリハリがつきました。
──次に来る新曲は、11曲目の「夏の終わりのクレッシェンド」です。
MICHI この曲は、3rdシングル「リアリ・スティック」のカップリング曲「真夏のオーケストラ」のアンサーソングです。みんなのかけ声から始まって、それを受けて私が歌い出すというのが面白いなって。夏は終わるけど、その情熱は消さないで。次の季節も盛り上がろう、というポジティブな歌詞で、コール&レスポンスが多い曲なので、ライブでは、みんなで盛り上がりたいですね。
──そもそも「真夏のオーケストラ」が、ライブではすごく盛り上がる曲なんですよね。
MICHI はい、ライブの定番曲です。それを受けた曲なので、こっちもすごいことになるんだろうなとワクワクしています。
──ラストの「流星」は、しっとりとした曲です。
MICHI 憂いの表情を見せてみました。私にだって、そういう一面があるんだぞ、と(笑)。家族や友人と離れて、遠いところに来たけど、みんなにわかるように、東京で輝こう、夢をかなえていこうと。1年間走ってきた私が、今を見据えて、新たなスタートラインに立った曲になりました。
──等身大のMICHIを表現した曲、と言えそうですね。この曲も「Sprint for the Dreams」というタイトルに繋がっていますし、アルバムのラストにふさわしい情感があると思いました。
MICHI アルバムを通してのストーリー性と、どの曲にも表現された、MICHIらしさを感じていただけたら、うれしいです。ありのままのMICHIがいるアルバムになったと思います。