上坂すみれ×テクノボーイズ×現代美術!? 趣味が盛り盛りのニューシングル「恋する図形(cubic futurismo)」登場!

2016年08月01日 12:000

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

(はーと)をつければかわいくなる、という案が採用されました


──カップリングとして、2曲が収録されています。2曲目の「(はーと)(実際にはハートマーク。以下同)をつければかわいかろう」は、同タイトルのラジオ番組のテーマソングですね。こちらは作詞作曲編曲を、MOSAIC.WAVが手がけています。

上坂 すごくMOSAIC.WAVさんらしい楽曲だと感じました。歌詞が詰まっていて早口で歌わなければならなかったですし、掛け声パートもたくさんあって、レコーディングは物量が多く大変でしたが、終わった時には達成感がありました。

──コール&レスポンスもあって、ライブ向きの曲でもありますね。

上坂 曲調的にはライブで盛り上がれそうですけど、この曲のレスポンスを覚えるのは大変だと思います。みなさんに覚えていただけたら、うれしいです。

──男声コーラスが入っていますが、あれはスタッフさんですよね?

上坂 キングレコードの方々が歌ってくださいました。でも、私の収録の後だったので、現場で何が起こっていたのかは、私は知らないんです。

──歌詞の印象はいかがですか?

上坂 実はサビの歌詞や、コール&レスポンスの部分は私が考えていろいろな案を送ったら、ほとんど採用されたんです。全体的に、意味があるようなないような、テンポ感重視の歌詞になっていると思います。

──「(はーと)をつければかわいかろう」というラジオ番組のタイトルも、上坂さんが考えたものなんですか?

上坂 スタッフのみなさんと会議をしたんですけど、なかなか決まらなくて、みんな飽きてきちゃって(笑)。「(はーと)をつけたら、かわいくなっていいんじゃないんですか?」という私の発言がきっかけで決まりました。「かわいい」より「かわいかろう」のほうが語感がいいので、伸ばしてみました。

──今、お話をうかがっていると、とても落ち着いた感じですよね。でも、楽曲や演じる役はハイテンションというイメージがあって、やっぱりそういう時は自分の中でスイッチが入るのでしょうか?

上坂 役や曲に後押しされて、乗っかる感じですね。こういう曲の時はテンションを上げないと追いつかないので、自然にそうなっていきます。

──3曲目の「文豪でGO!」も、テンションが高い曲ですね。

上坂 今回のシングルのために、ロシア系怪電波ユニットのザ・プーチンズさんに候補曲を3つ作っていただいた中で、イチ推しと言われたのが、この曲でした。メンバーの街角マチオさんが、私のライブを見て、ライブのノリが出るような曲を作りましょうということで、作詞作曲してくださって、私も、最初に聴いた時から大好きになりました。

──日本の作家とロシアの作家を対決させて、勝者を決めるという内容の歌詞で、曲調もコミカルです。レコーディングはいかがでしたか?

上坂 アレンジされる前は伴奏がわりと静かだったので、シュールで無機質なテクノになるのかなと思って、レコーディングに臨みました。でも、「ライブの掛け合いを想定して、テンション高く歌ってください」とディレクションされ、楽曲も派手になって、私の最初の想像とはかなり変わりました。

──漱石、トルストイ、鴎外、ドストエフスキーと4人の作家の名前が歌詞に出てきますが、上坂さんが一番好きなのは誰ですか?

上坂 ドストエフスキーです。歌詞に「暗いの最高!」とあるのは真理で、ロシア文学のいいところですね。作品自体も長いものが多くて、1人の登場人物のセリフが何ページも続くのは、小説でしかできない表現だと思います。

──これもまた上坂さんらしい曲なのかなと。

上坂 でも、今までレコーディングでここまでおちゃらけて歌ったことはなくて、私にとっては新鮮な曲になりました。

──間奏にはテルミンも入っていて。

上坂 ザ・プーチンズの街角マチコさんがテルミン奏者なんです。メロディを奏でるのはすごく難しい楽器なので、テルミンのソロが入っているのは贅沢だなと思いました。今回のシングルはカップリング曲も2曲になって、いろいろな要素が楽しめるお得な1枚になったと思います。

──テクノボーイズ、MOSAIC.WAV、ザ・プーチンズと、楽曲提供のアーティストも個性派揃いです。

上坂 それぞれカラーが違って、面白いなと。大好きなみなさんと1枚のシングルで一気に組ませていただいてうれしかったです。

──初回生産分には、国技館ライブの優先申し込みシリアルナンバーが付くんですよね。

上坂 はい。国技館は行ったことはありますが、ステージに立つのは初めてなので、どんな雰囲気になるのか楽しみです。4000人も知り合いがいないので、本当に人が来てくださるのかどうか不安なんですけど(笑)。

──いやいや、大勢来ると思いますよ。

上坂 ライブはいつも、準備期間中は恐ろしいことばかり考えているんです(笑)。でも、当日になると気持ちががらりと変わって、ステージに立つのが楽しみになるので、国技館の時もそうなるんじゃないかと思っています。



上坂すみれプロフィール

うえさかすみれ/1991年12月19日生まれ。神奈川県出身

2012年1月から放送のTVアニメ「パパのいうことを聞きなさい!」(ヒロイン・小鳥遊空)で、声優として本格的にデビュー。「中二病でも恋がしたい!」(凸守早苗)、「ガールズ&パンツァー」(ノンナ)、「アイドルマスターシンデレラガールズ」アナスタシア役、「艦隊これくしょんー艦これー」(吹雪など)、「SHOW BY ROCK!!」(チュチュ)など、出演作多数。「この美術部には問題がある!」には、コレット役で出演している。
2013年4月24日に、1stシングル「七つの海よりキミの海」(TVアニメ「波打際のむろみさん」主題歌)をリリースして、アーティストデビュー。以降、6枚のシングルと2枚のアルバムをリリース(他に上坂すみれが選曲を担当した80年代アイドル歌謡の企画盤も)。最新作は、2016年1月に発売された2ndアルバム「20世紀の逆襲」。「恋する図形(cubic futurismo)」は、7枚目のシングルとなる。


■TVアニメ「この美術部には問題がある!」エンディングテーマ「恋する図形(cubic futurismo)」

期間限定盤CD+DVD 1,800円+税

レーベル:キングレコード

2016年8月3日発売


通常盤CD 1,300円+税

レーベル:キングレコード

2016年8月3日発売


〈収録曲〉

01. 恋する図形(cubic futurismo)
02. (はーと)をつければかわいかろう(文化放送「上坂すみれのはーとをつければかわいかろう」テーマソング)
03. 文豪でGO!
各off voical ver.収録

〈期間限定盤DVD〉

01. 恋する図形(cubic futurismo) MUSIC VIDEO

※期間限定盤、通常盤ともに、初回製造分のみ12月23日両国国技館ライブ 優先申し込みシリアルナンバー封入




(取材・文/鈴木隆詩)

画像一覧

関連作品

この美術部には問題がある!

この美術部には問題がある!

放送日: 2016年7月7日~2016年9月22日   制作会社: feel.
キャスト: 小澤亜李、小林裕介、上坂すみれ、東山奈央、水樹奈々、利根健太朗、掛川裕彦、徳井青空、丸塚香奈、田中あいみ、小松未可子、佐倉綾音、しもがまちあき
(C) 2016 いみぎむる/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/この美製作委員会

関連声優

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。