「男の身体を触りまくりたいんだよ」と開き直れ― リアル腐女子インタビュー!

アキバ総研 | 2008年03月15日 14:00

「男の身体を触りまくりたいんだよ」と開き直れ―  リアル腐女子インタビュー!今週発売となったニンテンドーDS用ゲームソフト「DUEL LOVE 恋する乙女は勝利の女神」(バンダイナムコゲームス)について、コラム「当世腐女子気質」でおなじみの腐女子・白城裕さんにご意見をうかがってみた。


アキバ総研担当者(以下、アキバ):早速ですが、「DUEL LOVE 恋する乙女は勝利の女神」は実際の腐女子から見るとどのような印象ですか?

白城氏:古典的なネオロマに最近の流行だからとBL要素を足してみた感じですね。格闘技と言うところで新たな境地を狙ったつもりかもしれませんが、どれもこれも使い古された手法ばかりで、目新しい点が特にみられません。

アキバ:では、ストーリー面ではいかがでしょう?

白城氏:ストーリー…「同級生」の親戚ですか?

アキバ:この手のゲームでのカギとなるキャラクターたちはどうですか?

白城氏:タイプが「アンジェリーク」や「学園ヘブン」と大差ないですね。もっと新境地はないんでしょうか。「あ、マルセルだ」とか指差しちゃいましたよ。学園モノゆえの制約があるのを大目に見ても、パターン化されすぎです。芸術系ツンデレ、ちびっこやんちゃ系は見飽きました。いっそヘタレを! ヘタレを下さい! 枯れとか! ヘタレ攻めももうかなり供給があるので、ヘタレだけどいざとなるとやんちゃな攻めとか複合技で来てもいいかもしれません。こう、普段はナサナサしいのに、そういうシーンになると大型犬の子犬の如くはしゃいで止まらないとか……(以下延々妄想談義が続く)


アキバ:メインキャラクターたちが歌う「桂桜学園校歌」が特典として付属するようですがどうでしょう? テニプリの青春学園中等部校歌みたいな…。

白城氏:『究極超人あ~る』の「春風高校校歌」を彷彿とさせます。受け狙いかも知れませんが、正直パクリと言う印象。換骨奪胎にしても中途半端です。笑えないことはないけど、それなら『あ~る』の方が断然上。このゲームの印象全体に感じることなんですが、なんかどうにもこうにも中途半端なんです。あと、どうせならボイスもつけて下さい。せっかく豪華声優陣なんですから。その中に竹村さんとかいらっしゃると最高なんですけど(笑) (白城注:竹村氏は音痴で有名)

アキバ:ビジュアル面とシステム面について、タッチペンやマイクを用いた操作が導入されていますが、萌え効果はいかがでしょう?

白城氏:いっそエロゲと開き直れ。「マッサージ」だとか「てあて」だとか言い訳しないで、「男の身体を触りまくりたいんだよ」と開き直れ! 人前でやれるか、こんなもん! どうせ人前でやれないならいっそ開き直れ!というか、昔ありましたね、クリックする位置によって相手の反応が変わるというエロゲ。男性向けですけど。「てあて」とかより、自分が仲良くなった男性キャラを操作して、ヒットさせる場所を選ぶ(自分が攻撃を選べる)方がまだ萌えます。いや、むしろそれなら萌えられる。砂被りで見ているだけじゃいる意味がない!あ、でも、二次元の男性が一生懸命プレイしている姿を妄想するなら萌えられるかもしれません。

アキバ:その他、何か感じたことはありますか?

白城氏:では…。主人公の性別がなぜ「女」限定なんですか? 「BLゲームでは女性キャラは武器屋の親父なんですよ!(白城注:アリスブルー某スタッフさんの名言)」 これでは萌えられません。女の自分が女キャラになって半裸の男キャラにふうふう息吹きかけてもセクハラしている気分にしかなりません。萌えられないどころか萎えます。何の羞恥プレイですか。というかゲーム機壊しそうです。もっとこう、登場人物(男)同士の親密度を上げて二人きりのシーンをウォッチできるとか、だんだん相手(男キャラTo男キャラ)に対する感想が変わっていくのを聞けるとか、「アンジェリーク」にあったようなステキなシステムはないんですか!? 少なくとも、腐女子には需要が少なそうだなあと思いました。せっかくあれだけ男性キャラがいるのに、組み合わせられないなんてもったいない!女性キャラの自分とくっつくのなんかいらないんですよ。私は「アンジェリーク」では仲の悪い守護聖同士にひたすらラブラブフラッシュして親密度を上げるのを楽しみ、利用するだけして告白されたら全部振って女王になるというプレイをしていました。男とくっつくならリアルだけで十分です。

どうせならこう、「てあて」じゃなく、「コーチ」になりたいですね。一方的に媚び売って尽くしても別に楽しくありません。ハードスケジュール組みすぎると親密度ダウン→練習をサボるようになる→そこで初めて「てあて」や「マッサージ」の出番! そう、これ! 飴とムチです! 主導権は自分です! でも思いのままにはならない! これなら女性主人公でも萌えられます! でも当然自分とくっつくエンドはいりません。あってもいいけど全力で回避します。そして勝手に脳内でカップリングします。

あと、格闘シーンで「あー、腐女子層狙ってるなー」と言うシーンがあるようですが、それも何だか「この辺ついておけばいいだろう」という狙いが見え見えで……なんかこう、かえってシラけます。そういう作り手の意図ってやっぱり見えちゃうものなんですよね。BLゲームにするのかネオロマにするのかはっきりしろと言いたい。

アキバ:腐女子の萌えポイントは奥が深いんですね・・。本日はどうもありがとうございました! また機会がありましたら次は「ヘタレ」についてお話をお聞かせください。

白城氏:腐女子も度合いと個人差によると思います。今回はたまたまこういう機会をいただいただけで、私が腐女子の代表となったら、他の大多数の腐女子が怒りますよ(笑) どうも、商業的意図の見え隠れする狙ったものは見飽きているのでかえってシラけてしまうんです。あと、ネオロマ層を腐女子と勘違いするのはやめてほしいです。ネオロマからBLへ移行することは確かに多いですけど、根本的には別ジャンルです。そうそう、ヘタレ攻めの歴史は結構古いんですよ。8年位前からちらほらと年下攻めと言うジャンルが流行り始めて、それに対抗するような形で……(以下、延々と続く)


・白城裕 Shiraki Yutaka
専門は国語国文学なはずだが活字が嫌いともっぱら漫画を愛読するエセ文学系腐女子。
好きなジャンルは国文学(not日本文学)とファンタジー。
「劇団オグオブ」非公認サポーター。アキバ総研でコラム「当世腐女子気質」を連載中。


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ニンテンドーDS用ゲームソフト「DUEL LOVE 恋する乙女は勝利の女神」

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