アニメ映画「劇場版『牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-』」、イベントレポートが到着! クリエイターによるコアなトークショー

アキバ総研 | 2016年06月01日 18:00
アニメ映画「劇場版『牙狼〈GARO〉-DIVINE FLAME-』」、イベントレポートが到着! クリエイターによるコアなトークショー

公開中のアニメ映画「劇場版『牙狼〈GARO〉 -DIVINE FLAME-』」より、イベントレポートが到着した。



「劇場版『牙狼〈GARO〉 -DIVINE FLAME-』」は、2005年からこれまでに計5シリーズが制作されている大人向け特撮シリーズ「牙狼〈GARO〉」より、2014年の「牙狼〈GARO〉-炎の刻印-」、2015年10月~2016年3月に放送された「牙狼 -紅蓮ノ月-」に続くアニメ最新作。「牙狼〈GARO〉-炎の刻印-」の4年後を描いた完全新作で、この世の闇に潜む魔物「ホラー」を討滅することを宿命付けられた魔戒騎士・レオンが新たに直面する危機、"史上もっとも美しいホラー"の誕生にまつわる悲劇をめぐる物語。監督は林祐一郎さん、脚本は小林靖子さん、制作はMAPPAと東北新社。


今回、5月31日に「GARO CREATOR'S kNight -DIVINE FLAME vol.1-」を開催。上映に加え、林祐一郎監督ほかスタッフによるコアなトークショーが行われた。以下、レポート。


 まずは、各スタッフが制作の過程でどのような役割を果たしているのか? 特に本作において、どのような点を重視したのかを紹介! 林監督は全体を統括する責任者であると同時に、自身で原画を描くことも。「今回、朴さんがアクション部分に関して全面的に参加してくださったので、そこは心配なかった。なので、僕はドラマ部分やキャラクターの表情、ニュアンスに集中することができました」と明かしてくれました。

 その朴さんは、絵コンテの演出、作画監督、そして自ら作画も担当していますが、林監督の言葉通り、本作ではアクション部分に注力! 特に3つの大きなアクションを挙げ「橋のシーンでのアクションでは、ゼムをどうかっこよく見せるか? 神殿でのシーンではレオンとヘルマンの共闘、親子の愛情を込めたアクションの表現、そして最後の湖でのバトルでは、監督からバイクアクションっぽいものをお願いされたので、スピード感をどうデザインするかが課題でした」と振り返りました。ちなみに、この湖のシーンでは、結果的に使用されなかったものの、林監督から「水中で戦う牙狼が見たい」というリクエストもあったという。林監督は「絵コンテは残っているので、いつか特典などでお見せできれば」と語り、ファンからは期待を込めた拍手がわき起こりました。

 また、どのようにアクションの動きをイメージし、組み立て構成していくのか? という質問に、朴さんは「映画が好きなので、マーベル作品のアクションのカメラワークなどを参考に、とりあえず実現できるかできないかは考えず、頭の中でカッコいい画面を作り上げます。絵コンテ制作で大変になるけど、淡輪マジックで何とかしてもらってます(笑)」と明かしてくれました。

 佐野さんが担当するプロップデザインとは、劇中の小道具のデザインや、その世界観を統一するポジション。『牙狼<GARO>』においては、魔戒騎士や暗黒騎士の鎧や様々な魔導具や魔導馬をデザインしているそう。様々なデザイン案を出し、最終的に採用されたものが当然、映画の中に登場するわけですが、佐野さんはこの日、決定稿の少し手前のアイディア段階のデザインをスキャンして持参してくださり説明! これにはファンも大興奮でスクリーンに映し出される、手書きの注釈やメモの文章が入った状態の画像を食い入るように見つめていました。

 撮影監督として、映像を作り上げていく淡輪さんも、スクリーンを使って実際にどのような工程で映像ができるのかを説明してくれました。林監督の手による絵コンテ、レイアウトにキャラクターや背景といった絵の素材を加えていき、さらにシーンに合わせて髪の毛のグラデーション、質感のためのモヤや光を加え、最終的な色味の調整を経て、ようやくひとつのシーンが完成! この細かい作業を「約1300ある全てのシーンでやってます」という淡輪さんの言葉に客席からは感嘆の声が上がる。また、TVシリーズでは画面の縦横比が16:9だったのに対し、劇場版ではシネマスコープを採用しやや横長の約21:9に! 「サイドが伸びることで、広がりや奥行きが感じられ、アクションも奥に行く動きや手前に迫ってくる動きを感じてもらえると思います」と劇場版ならではの映像についても語ってくれました。

 音響監督の久保さんは、アフレコや音楽関連の収録の責任者。今回の劇場版に関して「画がしっかりと出来上がった状態で収録ができたので、僕らにとっては『画ができてないから』という言い訳ができない状況で気合いが入りました!」と明かし渾身の仕上がりに自信をのぞかせていました。

 ファンからの質問コーナーでは、あるファンから、「鎧の召喚の映像が実写特撮版のようだった」という感想が伝えられましたが、林監督は「TVシリーズのころから、冴島鋼牙みたいなモーションをやりたいと思ってて、劇場版でそれができました」と実写シリーズへのリスペクトあふれるコメントも飛び出し、客席の熱烈なファンも林監督の言葉に嬉しそうにうなずいていました。

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