姉ちゃんの自作詩集発見した …2ちゃんねるVIP板が掘り当てた、「サマー」という1人の女子高生の「詩集」が発売!

2006年12月22日 20:050

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 今週発売となった書籍のなかから、「思春期の女の子らしい温かさ」が伝わってくる1冊をご紹介しよう。

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 「姉ちゃんの詩集」である。これは、タイトル通り、「詩集」なのだが、ただの詩集ではない。この作品に載せられた詩は、ごく普通の高2の女の子が書いたものである。なぜそれが書籍化されたかと思われる方も多いだろうから、以下で簡単に説明しよう。

姉(サマー)がこっそりと書き溜めていた詩集を弟(ルイーゼ)が発見し、無断で2ちゃんねるのVIP板にひたすら書き込む

彼女の天才的な詩にVIP板の住人らが衝撃を受け、驚くべき速さでスレッドが伸びていく。詩集は2冊目に突入

数々の名作でスレの盛り上がりも最高潮な最中、ルイーゼがサマーに「無断で読んだ」とネタばらし

一部始終をまとめていたブログに出版社からメールが来る

ネットに書き込んだこと、書籍化の話が来たことをルイーゼがサマーに告げる

サマーや彼女らの母(ロッテ)が登場。和やかムードで住人たちと交流を図る。母は「あめぞう」時代からの古参2ちゃんねらーということが判明。以後、姉弟、スレ住人たちを見守る

ロッテが書籍化決定を報告

各メディアに情報が出始め、発売へ

 ルイーゼの最初の書き込みが10月27日だったので、発見から約2ヵ月で発売にまで至ったこととなる。原稿があったとはいえ、かなりの早さである。

 彼女の詩には独特のリズムがある。とても綺麗であったり夢のようなフレーズが出たかと思うと、その直後に一気に現実世界へと戻すかのようにサディスティックな言葉が出てくる。そして一番最後には彼女の率直な思いが述べられる。とても家庭的であり身近な出来事、思いをここまで面白く表現できるのかと感心するほどである。どんな詩なのか気になる方は公式サイトでその一部を読むことができるので、ぜひ読んでみてほしい。また、ルイーゼがVIP板に書き込んだ原文やログはまとめサイトで読むことができる。

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