「モンスターストライク」アニメをYouTubeで配信する理由―中高生のマスを掴むアニメ戦略をプロデューサーが明かす

2015年10月09日 22:300

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「終わらない物語」を続けるためのアニメ作りとアプリの連携


──アプリとの連携についてはどのような施策を考えていらっしゃいますか?


木村
 ミクシィという会社はコミュニケーションの場を提供していくことが、ある種社会的な使命だと思っていて、アプリの中で仲のよい4人が集まって協力してワイワイ遊ぶというのはもちろん、アプリの外においてもコミュニケーションをどんどん取ってもらえるような場を作っていきたいと思ってます。今まで攻略動画とかでやっている部分はあるんですけど、アニメでそれをもっと強化しようと考えています。例えばアニメの中にはいろんな謎が仕掛けられているんです。その謎を解くことでゲームに変化が起きてくる。そうすることで、謎を解くためにあーだこーだ相談するといったコミュニケーションが生まれます。また、作中に出てきた敵モンスターがすぐさまアプリでも降臨してきて、戦うことができるような仕掛けも入れています。僕らは運営型のアプリをずっとやっている中で、「終わらない物語」を紡いでると思うんですね。今アニメでやろうとしているのは「終わらないアニメ」。つまり、運営型のアニメというものをやろうとしています。アニメ内の出来事とアプリとがリンクすることで、特に終わりがなく、ずっと遊び場として、コミュニケーションの場としてあり続ける、そういうような関係性。アプリとアニメで今まで体験したことのないエンターテインメントの提供をしていきたいなと思っています。

──ということは、シリーズの構成はありつつも全体の話数は決まってない形でしょうか?

平澤 そうですね。ある程度このぐらいは作ろうというのはもちろんあるんですけど、その続きを作り続けることができることを意識しています。別の視点からいうと、アプリとアニメを別物として考えるというよりは、アプリの中にアニメ視聴機能が入ったという捕らえ方のほうがより正確かもしれません。友達と協力して何かを解決する、あるいは何かの達成感を得る作りというのは、アプリとアニメで地続きにしているつもりです。アニメに関連するクエストもそうだし、アニメの中で仕掛けられた謎解きもそう。アプリ自体がより豊かになっていくためにアニメがあって、アニメはお客さんが求めていることを提供して、お客さん同士のコミュニケーションにずっと寄り添っていく形を目指していけたらなと思ってます。普通のアニメって、いわば割り算で作っていくんです。つまり1クールとか2クールとか、最終話の盛り上がりありきで構成していく。そうすると、ラストを盛り上げた後はどうしても「終わってしまった感」が出てしまいます。そうではなく、盛り上がりはするけれども終わらないというような作りのアニメをどうやったら作れるだろうという挑戦という言い方もできるかもしれません。

木村 そういったわけで新しいアニメを作っていこうと思ってますので、視聴者の方は少~し温かい目で見守ってほしいなと(笑)。また、僕たちもいろいろと皆さんの意見や反応を取り入れながら作っていくアニメだと思っているので、本当にドシドシご意見をいただけるとうれしいです。ゲームが実際にそういう作りで、ユーザーさんからの要望がいっぱいあって、それを全部いっぺんに実現していくのは正直難しいですけど、反応を見ながら僕らはさらにその半歩先を行くぐらいの提案をしつづけてきました。アニメもそのような形で作り続けていけたらと思っています。




(取材・文/日詰明嘉)

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配信日: 2015年10月10日~2016年12月31日   制作会社: スタジオ雲雀/ウルトラスーパーピクチャーズ
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