メロキュア10年振りの新作「メロディック・スーパー・ハード・キュア」。ここには、たくさんの愛が詰まっている!

2015年09月04日 19:000

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今、立っている場所を歌った新曲「my favoritz」


──そんなみなさんが数ヶ月、岡崎さんの声を集中して聴いて、制作していたんですね。

日向 セッションデータを開いて、りっちゃんの声を聴いて。本当に楽しかったですね。新曲の「my favoritz」は最後にレコーディングした曲で、私の最新の気持ちを曲にしたいなと。実は歌詞も、それまでに書いていたものをレコーディング当日のスタジオで、ほぼ書き直したんです。

──また、そんなムチャを(笑)。だけど、そうしなきゃいけない強い理由があったんですね。

日向 最初に書いていたリリックは、もっと広い世界というか。メロキュアの、特にりっちゃん曲の世界観やスケール感を無意識に意識してしまっていたのかも。でも、今回の、この曲のリリックとしては何かが違う気がするって、ずっと心に引っかかっていて、その理由に気づけたのがレコーディング当日だったんです。私がこの曲で歌いたいのは、むしろ真逆の、ごくごくパーソナルなこと、今ここ、今の私が立っている場所なんだなって。この楽しい、幸せな気持ちを歌にしたいなって。

──今ここの幸せが、岡崎さんの存在につながっていく。タイトルはとてもシンプルで印象的ですね。

日向 タイトルもすごく悩んでいたら、ある時、パッとこれが思い浮かんで。その瞬間にこれしかないってわかりました。「大好きが また 増えていくんだ」という歌詞にも、disc 2のテーマにもつながって。

──その幸せが、9月のワンマンライブへと続いていくと。

日向 メロキュアでライブがやりたい、という願いは、結成当時からずっとあって。実は、今回のこのリリースを決めた、一番大きな理由も自分の中ではそれかもしれないです。何年も、ずっと妄想してきたライブなので、その膨らみに膨らんだ妄想を、どこまで実現できるかはわからないですけど、できることは全部やりたいなって!(笑)。今は早く、もうそのことだけを考えていたいです。

──8月にはアニメロサマーライブ2015への出演もありました。アニサマのステージはいかがでしたか?

日向 実際にステージに立つまで、どうなるか、全く想像もできていなかったのですが、とにかく、ものすごくあたたかい空間でした。西脇さんのピアノソロに誘われるように、舞台袖からステージに出て行く直前、今まで、ソロでのライブや、今回のリリース、そしてアニサマ出演にいたるまでの流れで、ずっと背中を押し続けてくださっていた、ミトさんが舞台袖で、文字通り、そっと私の背中を押してくださって。そして、未踏の地を踏む最初の瞬間、自分の立ち位置に立って、イントロがはじまって、顔をあげた時に目の前に広がっていた、見たことない初めての景色。私たちの名前を呼んでくださる、みなさんの声がとてもよく聴こえて、はじめて知っていただいた方とのまた新たな出会いがあったり、私たちはふたりきりじゃないんだなあって、改めて実感して。歌い終わってからも、もっともっと歌っていたいなあって、ワンマンがますます楽しみになりました!

野村 ちなみに、CD以外のメディア展開は視野に入っているのでしょうか?

日向 検討課題にしたいですね。ハイレゾには興味がありますし、アナログも出してみたいですし。

野村 メロキュアはハイレゾ向きのアーティストだと思いますので、ぜひご検討をお願いしたいです。実はFitEar(フィットイヤー)の須山社長がメロキュアの大ファンで、ポータブルオーディオ業界では、メロキュアは広く名前が浸透しているんです。「Aya」をはじめFitEar製品は、開発用リファレンス曲として「ふたりのせかい」「Pop Step Jump !」などを中心に、メロキュア楽曲がいくつも利用されているそうです。

日向 wow!(笑)びっくりですし、ものすごく光栄です!「メロディック・ハード・キュア」を出した頃、なんでFitEarがなかったんだろうってよく思うんですよね。メロキュアにとってはマストアイテムになったと思うので。私は2009年から使っているのですが、今では3タイプ持っていて、シチュエーションやライブによって使い分けています。



<メロキュアプロフィール>


岡崎律子と日向めぐみ(meg rock)、二人のシンガーソングライターによるボーカルユニット。2002年にシングル「愛しいかけら」(TVアニメ「円盤皇女ワるきゅーレ」オープニングテーマ)でデビュー。2004年3月に1stアルバム「メロディック・ハード・キュア」をリリースした。新作「メロディック・スーパー・ハード・キュア」のリリースを受けて、「Animelo Summer Live 2015-THE GATE-」に出演。また、9月21日にはワンマンライブが開催される。


■アルバム「メロディック・スーパー・ハード・キュア」
レーベル:日本コロムビア/2015年8月26日発売

2枚組・3,000円+税

※生産限定メロディック・ハード・カヴァー仕様

 

〈収録曲〉

[DISC-1]

01. Pop Step Jump !

02. 1st Priority

03. めぐり逢い

04. 「虹を見た」

05. 木枯らしの舗道を 花の咲く春を

06. 向日葵

07. Agapē

08. birthday girl

09. 愛しいかけら

10. Sunday Sundae

11. ふたりのせかい

12. ALL IN ALL

13. rainbow kind of feeling

14. So far, so near

15. しあわせ

16. ホーム&アウェイ


[DISC-2]

01. 1st Priority [メロキュア meets 末光篤 a.k.a. SUEMITSU & THE SUEMITH]

02. Agapē [メロキュア meets ミト & kz]

03. ホーム&アウェイ [メロキュア meets 西脇辰弥 again]

04. ふたりのせかい [メロキュア meets 川口圭太]

05. Agapē [水の惑星 version]

06. So far, so near [acoustic version]

07. Agapē [switched edition]

08. 笑顔の連鎖/日向めぐみ

09. ボクのキモチ/日向めぐみ

10. 夏の向こう側/日向めぐみ

11. ちいさなうた/日向めぐみ

12. my favoritz/日向めぐみ


(取材・文/鈴木隆詩)

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