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ジャケット写真にこめられた、「vanilla sky」のテーマとは?
──そして今月、セカンドシングル「vanilla sky」がリリースされます。この曲は、どのようなテーマで作られたのでしょうか?
綾野 「ideal white」の“誕生”から一歩進んで、「vanilla sky」は“飛び立つ”ことをテーマにしました。ジャケットデザインも「ideal white」は繭の中にいて、「vanilla sky」は勢いよくジャンプしているんです。
──2枚のシングルのジャケットには、そんな意味がこめられていたんですね! 作詞は「ideal white」と同じmeg rockさんですが、詞にはどんな印象を受けましたか?
綾野 歌詞も「ideal white」と繋がっていると感じました。自分の理想に向かって、がむしゃらに進んでいくというストーリーだった「ideal white」に対して、「vanilla sky」は、前向きな気持ちは変わらずに持ちつつ、今の自分のあり方をしっかりと見定めています。
──meg rockさんが、綾野さんの今の立ち位置を考えて書いてくださったということですね。
綾野 今の自分の気持ちにすごくリンクした歌詞だと思いました。デビューして半年、いろいろな場所で歌う機会をいただいたり、応援してくださる方々と触れ合ったり、先輩アーティストのみなさんから刺激を受ける中で、自分はアーティストとして何を表現していきたいのか、すごく考えるようになっていて。「vanilla sky」は鏡の向こう側の自分自身と向き合うという内容なので、ぴったりだなと思いました。そもそも、「vanilla sky」というタイトルを最初に見た時から、「うわぁ、いいなー」と感動したんです。「ideal white」に続いて、“白”がタイトルの中に入っていて、しかも今回はやわらかい印象の“バニラ”という言葉を選んでくださったところに、megちゃんからのメッセージを感じました。
──megちゃんと呼んでいるんですか?
綾野 はい、ご本人に「megちゃんって呼んでね」と言われたので(笑)。女の子らしいふわっとした印象の方ですが、すごく的確に私を導いてくださるんです。
──TVアニメ「ガンスリンガー ストラトス」のオープニングテーマということで、作品世界ともリンクした歌詞になっているんですよね。
綾野 はい。「ガンスリンガー ストラトス」には、2つの世界が存在していて、もう1人の自分と向かい合ったり、自分同士で戦ったりする中で、今の自分を肯定も否定もしていくという物語なんです。私にとっては、「自分はどんなアーティストになっていったらいいんだろう、どういう歌を歌っていったらいいんだろう」と考える時間が、それに当たるのかなと考えながら、歌いました。