【オタク女子の事情とホンネ】渾身の痛チョコにSS…。オタク女子の全力inバレンタイン

2015年02月13日 21:000

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どこを見渡しても、あま〜いチョコ、チョコ、チョコ。バレンタインのこの時期はデパートでも街角でもチョコ商戦が繰り広げられていますが、オタクの皆さんはいかがお過ごしでしょう。


アラサーオタク女子のずんだ里美は、大輔(※1)だったらチロルチョコをあげただけで無邪気に喜んでくれるんだろうなあと妄想してはニヤニヤしています。

(※1)本宮大輔。テレビアニメ『デジモンアドベンチャー02』の主人公


ところで昨年末、オタク業界ではバレンタインに関して阿鼻叫喚な発表がありました。そう、あの超有名テニス漫画『テニスの王子様』のバレンタインチョコレート獲得数ランキング中止のニュースです。毎年、バレンタインに各キャラクターへ送られてきたチョコレートの総数をランキング化してオタク業界のバレンタインを盛り上げてくれていたあのイベントが、突然の中止だなんて……。

その理由は、集英社に届くチョコレートの総数が18万個を超え、管理しきれなくなってしまったからだそう。物流の負担も大きかったとか……。代わりに雑誌付属の応募券による人気キャラクターランキングを行うそうですが、毎年チョコを送っていたテニプリファン的にも、その様子を見守っていたオタク業界的にも、少しさみしいですよね。

とはいえ、この現象からもわかるように、オタク女子は毎年バレンタインには全力で取り組みます。半端な気持ちじゃないんです!

『テニスの王子様』のファン以外にも、漫画のキャラクターに惚れ込んで、そのキャラクター宛にと出版社にチョコを送るオタク女子は多数存在します。

出版社へのチョコ送付以外にも、キャラへ愛のこもったチョコを届ける手段はさまざま。テレビやPCの画面のキャラクターへチョコを「あ〜ん」してみたり、キャラクターのフィギュアの前にチョコをお供え(?)してみたり……。

あげるだけじゃありません。創作系オタク女子は「痛チョコ」なるキャラクターのイラストをあしらったチョコまで作ってしまいます。そのクオリティは驚くべきもの(ぜひググってみてください!)。チョコペンを駆使して作り上げた痛チョコは、もはや芸術品の域です。

え? それ、誰が食べるのかって? もちろん、オタク女子仲間で「◯◯くん食べちゃうよ〜!」なんてキャッキャ言いながらおいしくいただきます。なかには、作ったあと写真を撮ってネット上にアップしたら満足、自分だけじゃ食べきれないから弟や父親にあげる、なんてオタク女子も……。イケメンキャラがあしらわれた痛チョコをバレンタインデーにもらったお父さんの心境やいかに。

同人活動をしているオタク女子はバレンタインデーをテーマに大好きなカップリングのあま〜いイラストを描いて「pixiv」にアップしたり、バレンタインSS(※2)をサイトに公開したり……。はたまた、チロルチョコでDECOチョコを作って同人仲間に配ったり(もちろんチロルチョコを食したあとはイラスト入り包装紙を保存します!)。とにかくオタク女子のバレンタインは忙しいのです。

(※2)ショートストーリー。小説風の短い同人作品

世の中のカップルたちが愛を育むバレンタインも、オタク女子たちにとっては好きなキャラやカップリングに捧げるイベント。3次元の男性は二の次……なオタク女子たちなのでした。

(文・絵/ずんだ里美)

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