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週刊アキバメシ（+ノガミ酒） 2014年12月第2週・3週号：秋葉原のグルメ/食事処情報（+上野の酒場情報）

2014年12月27日 12:000

グルメ

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■とんかつ定食＠いもや

800円。

浅草橋方面にあるトンカツ屋。低価格&高品質&殺伐接客で知られる水道橋～御茶ノ水のトンカツ/天ぷら「いもや」の系列だが、老夫婦がていねい接客で営業している点とメニューが2種類（ロース/ヒレ）だけではない点が大きな特徴。

筆者が通っていた御茶ノ水・明治大学の裏にあった「いもや」が消滅（トンカツいもや：閉店、天ぷらいもや：屋号変更）してしまったので、たまに水道橋の店舗に行くのだが、今回は初めてこちらへ。店内はカウンター席のみで、白木のカウンターをはじめとする内装は「いもや」共通仕様。平日のオープン直後に入ったのだが、続々と客が増え、12時前ながら10人以上の待ちとなっていた。注文したのは、ロースを使った「とんかつ定食」。明大裏や水道橋よりも盛りが良く、肉の厚みや揚げ具合もバッチリ。一口食べれば、プリップリでジューシーな赤身と濃厚な脂身が溶け合い、口のなかが大洪水に。文句ナシに旨い。付属品は、ごはん、みそ汁、キャベツ。みそ汁は予想通り、しじみ汁（これも「いもや」共通事項）。卓上装備は、ソース、カラシ、漬物×2種類。

全体量は多く、コストパフォーマンスは抜群。（思い出によるプラス補正を除いて判断しても）味も良好で、「いもや」らしく派手さや奇抜さはないが、いぶし銀といった仕上がりになっている。デパートに入っているような専門店で食べれば、余裕で2,000円～3,000円は掛かるレベル。量も味もバッチリで、人気があるのも納得できた。ちなみに、嫁が注文した「ヒレかつ定食」（1,000円）は、大きくて肉厚なヒレカツが3枚も盛られて登場。パサつきなくシットリで、驚くほどやわらかかった。秋葉原からは結構歩くが、今後は水道橋ではなくこちらへ通うと決めた。