LogiLinkのWi-Fi付きHDD/SSDクレードル「LogiCloud WiFi Docking」を使ってみた!

2014年09月15日 23:580

■専用アプリ「LogiCloud」で簡単操作、動画/音楽も再生可能

最後に、専用アプリ「LogiCloud」をくわしく見ていこう。

「LogiCloud」は、スマートフォンやタブレット内のファイルをアップロードするほか、HDD内に保存されているデータをダウンロードしたり、音楽や動画ファイルであれば再生できる専用アプリだ。画面には、接続されているドライブ(のパーティション)一覧のほか、上下にアクションバーが表示されている。上部のアクションバーについては前のページで説明しているとおり。ここでは下部のアクションバーをみていきたい。

下部のアクションバーには、「LogiCloud」「写真」「音楽」「ビデオ」「マイフォルダ」の5つのアイコンが用意されている。「写真」「音楽」「ビデオ」はHDD内に保存されているマルチメディアファイルを各ジャンルごとに表示する機能だ。「LogiCloud」では全部のファイルが表示される。「マイフォルダ」はファイルをアップロードするときの画面で、スマートフォンやタブレット側のローカルドライブをみている。

「LogiCloud WiFi Docking」 「LogiCloud」「写真」「音楽」「ビデオ」「マイフォルダ」のスクリーンショット

日本語のファイル/フォルダがきちんと表示されている。画像はサムネイルも。

ファイルの選択はアイコンをホールドするだけ。
「LogiCloud WiFi Docking」 「LogiCloud WiFi Docking」
「写真」(左)、「音楽」(右) 「ビデオ」(左)、「マイフォルダ」(右)
「LogiCloud WiFi Docking」 「LogiCloud WiFi Docking」
ファイルの削除も行える
アップロードしたファイルのリネームはできないが、上げる前ならファイル名は変更できる
「LogiCloud WiFi Docking」 「LogiCloud WiFi Docking」
少し意地悪だが、あえて同じファイルを2度上げてみた。違うファイルでも何度か試みたところなぜか2回目が失敗する。アラートをだしたり、自動的にリネームなどはしてくれない 音楽ファイルの再生画面。非アクティブ時でも再生できたほか、ディスプレイの電源を落としても途切れることがなかった

なお、iOS版「LogiCloud」も試しに使ってみたが、こちらのほうがアプリの完成は高い印象だ。アップロードしたファイルのリネームが可能で、ファイルのコピーや移動も簡単。また、ドキュメントファイルのみを表示できたり、音楽再生ではプレイリストが1つ持てたりと、機能性が充実していた。Android版では「物足りない」感じのするところが、iOS版ではしっかりカバーされていたのだ。Android版については今後のアップデートに期待したい。

なお、LogiCloudの対応ファイル形式は以下のとおりとなっている。

 AndroidiOS
動画 .mp4 .3gp .mp4 .mov
画像 .jpg .png .bmp .gif .jpg .png
音楽 .mp4 .3gp .wav .ogg .imy .aif .mp3 .wav .aif
ドキュメント .pdf .txt .doc .docx .xls .xlsx .ppt .pptx


「LogiCloud WiFi Docking」は、外付けHDDとしても、プライベートクラウドとしても使える便利な製品だ。特に、スマートフォンやタブレットで撮影した画像を日常的にバックアップしたり、HDD内に簡易音楽ライブラリーを構築することでいつでもデータを出し入れできたり、スマートフォンに入れておくにはやや大きい動画ファイルを保存して視聴したりなど、そういう用途には特に威力を発揮するだろう。NASのような高機能はないものの、実売7千円と手の届きやすい範囲で、かつ設定も簡単であるため、スマートフォンやタブレットのデータを手軽にバックアップしたいユーザーにはちょうどよい製品ではないだろうか。

画像一覧

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