アニメ「宇宙兄弟」× オーケストラ、1日限りのフィルムコンサート レポート。映画版は「ちょっと大変です。日々人がですね、あの・・・」

2013年12月24日 17:300
KENN

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来年2014年夏に映画化が決定した「宇宙兄弟」だが、先日の12月21日(土)に、東京・日比谷公会堂で「宇宙兄弟×オーケストラ フィルムコンサート」というスペシャルイベントが開催された。そのレポートが届いたので、当日の模様をお届けしよう。


イベント当日は、小さなこども連れの家族やカップル、女性ファンまで幅広い層のお客さんが駆け付け、開場とともに日比谷公会堂はあっと言う間に満席の大盛況。昼夜2回公演で行われたコンサートは合計4000名のお客さんで埋め尽くされた。

この日のために編成された「宇宙兄弟オーケストラ」は、フルオーケストラだけでなく「宇宙兄弟」ならではのエレキギターやドラムなども加わった、非常に豪華な編成。指揮をとるのは、楽曲を作曲した渡辺俊幸さん。

六太と日々人の宇宙への憧れを抱く原点を描き、「宇宙兄弟」の物語のはじまりを彩るオープニングチューンでスタート。全8パートで構成された劇中曲・25曲の生演奏で観客を魅了した。また、TVアニメのエピソードの中から選りすぐりのシーンが巨大なスクリーンに映し出され、日々人役のKENNさんによる生アフレコも披露された。

ゲストとして、劇中音楽を依頼する前から「ずっと渡辺俊幸先生の音楽に憧れていた」という渡辺歩監督が、アフロ頭に青のつなぎという六太さながらの姿で登場。壮大なフルオーケストラを聴いて「胸が熱くなってきますね。興奮の度合いはロケットが打ち上げられたくらいです!絵を作っているときのことを思い出しました」と感動をおさえきれない様子でコメント。
KENNさんも「オーケストラに交じって声をあてるなんて、滅多にできないこと。原作もアニメもみなさんに愛されているからこそこういうことができるのだと思います。とても光栄です」と貴重な体験を噛みしめながら語った。

また、先日発表になった映画化決定について、MCからどんな話になるかと聞かれた渡辺監督は、「ちょっと大変です。日々人がですね、あの・・・」と言葉を濁したまま、KENNさんにバトンタッチ。KENNさんは「映画化についてはお客さんと同じタイミングで知りましたから、「マジで!?」と思いました」と驚きを隠せなかった様子。「アフレコ現場でも気持ちを込めて作品を愛してやっています。この思いもみなさんに届けばいいなと。劇場版も決まりましたし、これからも応援していただけたら」と、集まった観客に向けてメッセージを送った。

また、会場には来られなかったものの、六太役の平田広明と、渡辺俊幸とは40年来の友人という、さだまさしからのビデオメッセージも寄せられ、意外な顔ぶれに会場がざわつく一面も。最後にKENNさんの「俺たちは、生きて一緒に月面を立とうぜ!『We are 宇宙兄弟!』」という日々人のセリフを合図に、「We are 宇宙兄弟」のパートが始まり、感動的な「ロケットロード」で終了。アンコールでは再び「ロケットロード」が演奏され、「みなさんで盛り上がりたいと」との渡辺俊幸の呼びかけで、観客全員が大きな手拍子で盛り上げ、熱いムードに会場全体が一つとなった。

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