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11月23日公開予定の劇場アニメ「BAYONETTA Bloody Fate」(ベヨネッタ ブラッディフェイト)の舞台挨拶が10月22日に行われた。
「BAYONETTA Bloody Fate」は、2009年にセガ(開発:プラチナゲームズ)が発売し、世界的なヒットを記録したPS3/Xbox 360用アクションゲーム「BAYONETTA」を原作とした劇場長編アニメ。人知を超えた肉体と能力を持つ魔女ベヨネッタが両手両足に装備した武器と体術のコンビネーションで天使たちを容赦なく狩っていくアクションもので、アニメ版はゴンゾが制作を手がける。スタッフやキャストは作品詳細にて。
本作は第26回東京国際映画祭に特別招待作品として出展されているが、特別上映にちなんで舞台挨拶を実施。「バジリスク~甲賀忍法帖~」や「AFRO SAMURAI」などで国内外から高い評価を得ている木﨑文智監督のほか、数百年の時を超えて現代に生きる謎多き魔女・ベヨネッタ役の田中敦子さん、ベヨネッタの行く先々で姿を現す謎を秘めた女・ジャンヌ役の園崎未恵さんも登場し、盛大な拍手で迎えられた。
舞台挨拶は、田中さんの「皆様気持ちよく昇天していただけましたでしょうか?」というベヨネッタを思わせるあいさつでスタート。以下のようなやりとりがあった。
――演じた時の苦労は?アニメ制作での苦労は?
田中:原作ゲームをした時に凄くかっこいいキャラクターだと思ったので、原作に負けないくらいのベヨネッタのセクシーさ、強さなどを最大限引き出すことに苦労しました。
園崎:原作が英語のセリフだったので、その原作ゲームの世界観を崩さないよう一番苦労しました。それとやっぱりアクションシーンが大変でしたね。田中さんと協力しながらスピード感を失わないよう演技しました。
木﨑監督:どのシーンも苦労して作り上げましたが、全体を通し原作ゲームが大作だっただけに、いつもの倍以上の労力が必要でした。
――ベヨネッタ、ジャンヌの魅力は?
田中:全てが好きですが、内面的な苦悩、500年間の葛藤、何かに突き動かされて戦う女性的な強さ。それが容姿の素敵さと相まって大好きです。
園崎:ジャンヌはベヨネッタの対極にいながらも、どこかベヨネッタに近い部分もあります。そんなジャンヌ自身の普遍性や、ツィッギーみたいな容姿。女性でありながらも男性的なかっこよさを持っているところです。
――本作の特徴である、セクシーな女性のバトルシーン描いた感想は?
木﨑監督:原作の激しいバトルシーンを少しでもアニメにも落とし込めるよう、努力しました。
――印象に残っているシーンは?
田中:ジャンヌとの戦いのシーンです。ドキドキする高揚感もあり、物語を通してジャンヌとの関係性も現れる重要なシーンなので凄く印象に残ってます。
園崎:やはりベヨネッタとのバトルシーンですね。その中の、天使の羽が落ちてくるシーンはとても素敵だった。あとは何と言ってもラストシーンです。
――本作は監督にとってどんな作品?
木﨑監督:まさか東京国際映画祭に招待されて、グリーンカーペットを歩いて、こうして皆様の前で挨拶させていただけるなんて、夢みたいでとても光栄です。「BAYONETTA」の魅力を改めて多くの方に伝えられるよう、少しでもこの作品が力になれれば幸せです。
このほか、フォトセッションでは、先日のグリーンカーペットでも観客から大注目を集めた、橋本真帆さん扮するベヨネッタが登場。今回も忠実に再現された衣装でフォトセッションに花を添えた。