ゲーム実況お手軽配信! 持ち運びもできるゲームキャプチャーユニット「LIVE GAMER PORTABLE(AVT-C875)」レビュー

2013年09月13日 23:410

専用ソフト「RECentral」ひとつで手軽にライブ配信
ノートPCでも低負荷で録画できるハードウェアエンコーダー搭載


それでは実際にライブ配信の手順を見てみよう。今回は、PCとして2011年発売の「MacBook Air」(ブートキャンプでWindows 7で実行)、ゲーム機には「PS3」、モニターにデル製27インチを使用した。本来アップルのノートPCは非対応だが、低負荷でも録画できるということなので今回はあえて使用してみた(筆者の環境では大きな問題などでずに実行できた)。

なお、ドライバーやソフトは、AVerMediaのサイトからダウンロードとしてインストールする。インストール方法は以前ご紹介した「【製品レビュー】ゲーム機だけじゃない!iPhone/iPadの画面キャプチャーも可能なAVerMedia「Game Broadcaster HD」を使ってみた」を参考にしていただきたい。

各機器との接続イメージ 各機器を接続した様子
各機器との接続イメージ 各機器を接続した様子

ハードウェアのセットアップが終わったら、次にどの動画配信サービスを利用するのか検討しよう。今回は、国内で人気のニコニコ動画の「生放送」を選んだ。このサービスは有料のプレミアム会員(月額525円)限定だが、国内のユーザーが多く、情報も充実しているため、初心者でも安心して使えるメリットがある。

ちなみに、動画配信サービスの設定は、キャプチャーソフト(後述するRECentral)より先に済ませておいたほうが無難だろう。

ニコニコ動画でライブ配信を行う際は、右上メニューから「生放送する」を選択 コミュニティの新規作成を行い、タイトルや紹介文など必要事項を入力する
ニコニコ動画でライブ配信を行う際は、右上メニューから「生放送する」を選択 コミュニティの新規作成を行い、タイトルや紹介文など必要事項を入力する
設定が無事済めば、ここでプレビュー画面が表示される。ただし、キャプチャー機器が設定されていないためこの段階では何も表示されない AVerMediaのキャプチャーソフト「RECentral」を設定することで、配信がスタートする
設定が無事済めば、ここでプレビュー画面が表示される。ただし、キャプチャー機器が設定されていないためこの段階では何も表示されない AVerMediaのキャプチャーソフト「RECentral」を設定することで、配信がスタートする

最後に、AVerMediaのキャプチャーソフト「RECentral」の設定にとりかかろう。「RECentral」については先ほど挙げた記事でご紹介したとおり。ここでは主に動画配信サービスのアカウント設定や、映像/音声の設定を中心に解説する。
「RECentral」の起動画面。左メニューのライブ配信を選択。アカウント設定なら「ログイン」を、ライブ配信の品質設定なら右側にある円の「経験者向け」を選択 ログイン画面。製品サービスで「niconico」を選択。ニコニコ動画のアカウント情報(ログイン名とパスワード)を入力する
「RECentral」の起動画面。左メニューのライブ配信を選択。アカウント設定なら「ログイン」を、ライブ配信の品質設定なら右側にある円の「経験者向け」を選択 ログイン画面。製品サービスで「niconico」を選択。ニコニコ動画のアカウント情報(ログイン名とパスワード)を入力する
今回は、映像や音声を確認しながら設定できる「経験者モード」で設定を行っている。この画面では映像入力の種類を選ぼう サウンド設定は、通常「Componet LR」を選択。マイク入力をオンにできる。どちらも正常に入力されている場合は右画面に信号が表示される
今回は、映像や音声を確認しながら設定できる「経験者モード」で設定を行っている。この画面では映像入力の種類を選ぼう サウンド設定は、通常「Componet LR」を選択。マイク入力をオンにできる。どちらも正常に入力されている場合は右画面に信号が表示される
映像品質の設定画面 ショーカットキーの割り当て画面
映像品質の設定画面 ショーカットキーの割り当て画面

ちなみに、動画配信サイトは、「ニコニコ動画」のほかにも、「TwitchTV」や「UStream」をサポート。また、RTMPに対応した動画配信サービスならカスタム設定で対応できる。Youtubeのライブイベントもカスタム設定で利用可能だ。

これらの設定を終えれば、あとは手軽にライブ配信を始められる。映像は「AVT-C875」のハードウェアエンコードを利用するためPCにかかる負荷も少ない。実際、今回使用したブートキャンプのWindows 7でも配信はできた。CPU使用率がMAXになることもなかった。

実際の配信画面。動きのある映像のときは、画面が乱れることもある 実際の配信画面。動きのある映像は、画面が乱れることも。ベストなパフォーマンス得るには、動画配信サイトを含め、インターネット速度やマシンスペックなど自分の環境に適した設定を突き詰めていく必要がある

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