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――第2期の展開について
原作だと意外とシリアスなシーンもあるんですが、僕の場合そういうのは省いちゃう傾向にありますね。なので、原作をベースにしながらも話自体はちょこちょこ変わっていくと思います。でも、大筋は勇太と六花のラブストーリーなので、ラブコメ要素が強くなってます。でも、新鮮味は欲しいので、やや衝撃的ではあるんですが、思い切って大胆に、勇太と六花の2人の生活スタイルを変えています。十花さんもイタリアに行かせてしまったのですが、たまに日本に帰ってきてもらおうということで。ですので、登場頻度はそこまで減らないはずです。あと、新キャラをたくさん登場させるというよりは、既存キャラを掘り下げて描きたいですね。凸守、丹生谷、くみん先輩それぞれがメインとなるエピソードとか。
――2期の映像面での変化は?
何か大きく変わることはないです。そもそも、第1期も特に何もしてないので。最近のアニメはどれも絵が凝ってたりキレイにできてるので、ウチもがんばろうと思います。
――作品の魅力について
中二病。昔で言えば、こどもが任侠映画に影響を受けてイキがるような。あとは、学生運動とか。そういった中二病がテーマでありながら、恋愛モノになっている作品はなかなか珍しいと思います。思春期のことなので、本気で描こうとするとダークサイドな部分が多くなるんですけど、僕はおもしろおかしく描ければな、と。新しい青春恋愛モノでもあると思います。
――動かしていて楽しいキャラは?
凸守は能動的に動くので動かしやすいです。どの作品でもそうですが、自分から行動するキャラは基本的に動かしやすいんです。勇太も六花もどちらかといえば、本来自分からは動かないんですよね。でも、新キャラは自分から動くことになりそうなので、描きやすいと思います。
――これまでの作品との違いについて
以前、監督として携わった作品はとにかく原作を忠実に描こうと努力しました。でも、「中二病」は、原作から結構変えて、結末とかもいじらせてもらっています。オリジナルに近い形でやらせてもらってるのはほぼ初めてのことなので、これまでとは違う愛着があります。
――映画と2期の制作で苦労した点
中二病の定義…中二病具合のさじ加減ですね。真性かどうかで大きく変わるんです。例えば、六花は、自分に超能力があるフリをしていることもあれば、真剣に超能力あると信じていることもある。なので、勇太たちから「中二病やめなさい」って言われても、中二病である自覚がないから、六花は何をどうやめればいいのかわからない、と。
――タイトルの意味は?
大きな意味はないんですが、中二病的で、ロゴもカッコ良いので決まりました。六花メインですし。英語やドイツ語を使ったものも考えたんですが、どうもしっくりこなくて、結果的にシンプルに「改」となりました。
――ファンへ向けてのコメントを
音楽はすべて作り直しているので、音響がすごく良いと思います。どうぞ、ぜひ劇場でご覧ください。