【製品レビュー】ついに発売!「デジノス タブレット」ファーストインプレッションレビュー
■【液晶パネル】 パネル方式は非公開ながら、視認性は良好
「メーカーによって、パネル方式の呼称が異なる」(サードウェーブデジノス)ため、「DG-D07S」、「DG-D10S」ともに、搭載する液晶パネルの方式は非公開となっているが、目視の印象では、色味の変化も少なく視野角も広め。通常の用途で見づらいといったことはなさそうだ。
体感では、両モデルともウェブブラウジングやアプリの利用でストレスを感じることはないが、「AnTuTu 安兎兎ベンチマーク」を実行してみたところ、「DG-D07S」は、平均的なデュアルコアCPU搭載タブレットと同等のスコアとなった。いっぽう「DG-D10S」は、クアッドコアCPU搭載の「Nexus 7」よりも高スコアとなっており、比較的ハイスペックなタブレットと言えそうだ。
「AnTuTu 安兎兎ベンチマーク」テスト結果
「DG-D07S」 | 「DG-D10S」 | 「Nexus 7」 | |
総合 | 7974 | 15818 | 12023 |
CPU | 2924 | 7592 | 5773 |
GPU | 3104 | 5608 | 3558 |
RAM | 1290 | 1884 | 1839 |
I/O | 656 | 734 | 853 |
※「Nexus 7」のベンチマークスコアは、Android 4.2.2のときのものです。
■【アプリ】 必要最低限のアプリのみを収録 「Google Play」には非対応
前モデルの「ドスパラタブレット」と同様に、必要最低限のアプリのみを収録。初期起動状態のホーム画面には、2ページ目にWi-Fi/自動同期/明るさを設定できる「電源管理」ウィジェット。3ページ目に「設定」、「ESファイルエクスプローラー」、「ギャラリー」、「カメラ」、「マーケット」、「ブラウザ」、「クロック」ウィジェットが配置されたシンプルな構成となっている。なお、ブラウザは、Android 4.1以降の標準ブラウザである「Chrome」ではなく、4.0と同じ「ブラウザ」が採用されている。
また、マーケットアプリはGoogleの「Playストア」の代わりに「Tapnow Market」がインストールされており、「YouTube」アプリなどをはじめとする「Google Play」にしかないアプリはダウンロードできない。apkファイルを入手して手動でインストールすることも可能だが、初心者には少々敷居が高そうだ。
■【まとめ】 中級~上級者にピッタリな、必要十分なスペックを備えたタブレット
1万円を切る価格で登場した「ドスパラタブレット」ほどのインパクトはないものの、必要十分なスペックを備えながらも、デュアルコアCPU搭載の7インチモデルで12,980円、クアッドコアCPU搭載の10.1インチモデルで19,980円という手ごろな価格を実現した「デジノス タブレット」。microSDカードスロットや両面カメラ、Mini HDMI端子を搭載するなど、機能も十分。本体の質感も「ドスパラタブレット」からかなり向上しており、低価格帯のタブレットにありがちなチープさがないのも大きなポイントだ。「Google Play」が利用できない点は残念だが、手動でアプリをインストールしたり、自分でさまざまなカスタマイズが行える中級~上級者にとっては、魅力的な製品といえそうだ。
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