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2013秋に全国公開となるCGアニメ映画「キャプテンハーロック」の特報が公開された。
これは、SFアニメブームを巻き起こした名作「銀河鉄道999」などで日本のアニメ史上に輝くエポックである巨匠・松本零士さんの「宇宙海賊キャプテンハーロック」をリブート(=再誕)させた作品。30年の時を経て始動した巨大プロジェクトで、総製作費は東映アニメ史上最高額となる3000万ドル。
原作は、地球連邦政府に叛旗を翻しながら人類のために戦う宇宙海賊・キャプテンハーロックと無敵の宇宙戦艦アルカディア号に乗り込んだ仲間たちの物語で、ハーロックというキャラクターは映画版「銀河鉄道999」にも登場するなど松本零士ワールドを結ぶパイプ的役割を果たす重要キャラクター。そのため、今回の新作映画はただのリメイクではなく、 「バットマン」と「ダークナイト」のように、基本のキャラクターを活かしつつ新たな世界を描いたものとなる。
「この映画のスタッフは世界で戦うアニメ日本代表なんです」(池澤プロデューサー)というように、スタッフも腕利き揃い。監督は日本アニメ世界進出の旗手とも言える荒牧伸志さん(「APPLESEED アップルシード」ほか)で、「亡国のイージス」など多くの実写の大ヒットアクション大作を生み出した福井晴敏さんを脚本に起用。原作の魅力とハーロックというキャラクターの陰影を最大限引き出すため、現代社会が持つテーマを投影したストーリーと設定を再構築したという。
今回公開された特報は約1分。戦艦のバトルシーンなど、宇宙を舞台にした壮大なスケールの映像に仕上がっている。
<ストーリー>
宇宙の略奪者か、最後の救世主か
大戦中の英雄が、海賊として姿を現し、政府に叛旗を翻した。
暗殺命令を受けた男が見た、宇宙海賊キャプテンハーロックの真実とは?
はるかな未来、もしくは遠い過去かもしれない。
銀河の果てまで進出した時代、残されたフロンティアのなくなった人類は、戻るべき場所=地球への居住権をめぐり紛争を引き起こした。この紛争の切札として建造された四隻のデス・シャドウ級宇宙戦艦。その四番艦・艦長の名前をハーロックといった。 しかし、英雄と呼ばれたハーロックは終戦とともに姿を消した。そして次に姿を現した時、彼は艦首に巨大なドクロを刻んだ海賊船を駆る、呪われた宇宙海賊となって政府に叛旗を翻した。なぜハーロックは姿を消し、海賊となって現れたのか? 彼の目的は? そして今…、ハーロック暗殺計画が発令された!!