「GeForce GTX TITAN」アキバでは壊滅的! 再入荷未定、ASUS/MSIは近日登場か
3月3日(日)、サードウェーブデジノスが「GeForce GTX TITAN発売開始記念イベント」を開催。イベントには、エヌビディア ジャパンの林氏と高橋氏が登場し製品について紹介した。
はじめに林氏が登場し、「GeForce GTX TITAN」のワットパフォーマンスの高さを強調。以前のFermiアーキテクチャに比べて、同じ消費電力で3倍の倍精度浮動小数点演算性能を実現したとアピール。
またTeslaでのみ搭載されていたGPUコンピューティングを効率化する「Dynamic Parallelism」や「Hyper-Q」をサポート。グラフィックス処理に特化したGeForceでは珍しい、GPUコンピューティング向けの機能もサポートしている。
ただ、PCクラスタのような大規模処理システムの構築には対応しておらず、「Hyper-Q Proxy for MPI」や「GPUDirect RDMA」は無効化。Tesla K20Xと違ってTITANは、シングルノードでの使用に限られている。
そして、アップデートされた「GPU Boost 2.0」について紹介したのが高橋氏。
TDPに余裕がありかつ負荷が低いときにブーストされる従来の仕組みはそのままに、新しく温度ターゲットを加えることでブースト範囲を向上。GTX 680に比べて動作クロックの低いTITANでも、設定次第で最大ブーストが1GHzに達することもあると語った。
また、温度ターゲットを低くすれば、ファンスピードの抑制もでき、静音性を重視することも。GPU Boost 2.0では、GPU温度や最大電圧など設定できる項目が用意されている。
このほか、液晶モニタのリフレッシュレート引き上げることができる新機能「ディスプレイオーバークロッキング」についても説明。画面のちらつきや乱れ「ティアリング」を抑えることができるが、その性能は「モニタ次第」としており、「社内では75Hzまで1Hzずつ上げながらチェックしている」(同氏)という。
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