【イベントレポート】日本マイクロソフト、Windows RTタブレット「Surface RT」を3月15日に発売!

2013年03月01日 21:410

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3月1日、都内で行われた日本マイクロソフトの発表会「新デバイスに関する発表会」にて、Windows RTタブレット端末「Surface RT」を3月15日より国内発売することが明らかになった。




「Surface(サーフェス)」は、ソフトとハードの緊密な統合を目指し、ハードウェアの設計から販売までをマイクロソフトが手がける純正のWindows 8タブレット端末。

「Surface」には、CPUにインテルCore i5を採用したWindows 8 Pro搭載モデルの「Surface Pro」と、CPUにNVIDIA「Tegra 3」を採用したWindows RT搭載モデルの「Surface RT」の2モデルがラインアップされているが、
今回国内で発売が決定したのは、ARM版のWindows 8である「Windows RT」を搭載した「Surface RT」となる。

なお、「Windows RT」は、従来のx86系CPU版Windows OSとはCPUアーキテクチャーが大きく異なるため、x86系CPU版Windows OS向けに開発された従来型のアプリケーションをインストールすることができない。基本的に、プリインストールされているアプリと、「Windowsストア」で配信されているARM版「Windows 8 ストアアプリ」しか動作しない点には注意が必要だ。

「Surface RT」の主な仕様は、搭載OSがWindows RT。CPUはNVIDIA「Tegra 3」(クアッドコア)。ディスプレイが10.6インチClearType HD ディスプレイ (1366×768 ドット)。メモリは2GBで、内部ストレージが32または64GB。そのほか、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Micro SDスロット(最大64GB)、720p HD LifeCam×2(フロント/リア)、USB 2.0、Bluetooh 4.0、HDビデオ出力、音声出力、光センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、コンパスなどを備える。なお、プリインストールされている「Office 2013 RT」は海外モデルと異なり、商用利用が可能となっている。

ラインアップは、ストレージ容量「32GBモデル」(49,800円)と「64GBモデル」(57,800円)に加えて、それぞれオプションの感圧式のキーボード兼カバー「Touch Cover」をセットにした「32GB+Touch Cover」(57,800円)、「64GB+Touch Cover」(65,800円)の2モデル4製品。
また、単品オプションとして感圧式のキーボード兼カバー「Touch Cover」(9,980円/3月15日発売)、ハードキーを採用したキーボード兼カバー「Type Cover」(10,980円/近日発売)、「HDデジタルAVアダプター」(3,980円)、「VGAアダプター」(3,980円)、「24W 電源アダプター」(3,980円)が用意される。

販売経路は、マイクロソフトストア直販のほか、ビックカメラ(コジマ、ソフマップ)、ヤマダ電機(ベスト電器)、ヨドバシカメラの各量販店グループとなっている。


今回の発表会では、まず日本マイクロソフトの樋口泰行社長が登壇。「Microsoftがハードウェア(「Surface RT」)を発売することで店頭のWindowsコーナーへの客足を増やしたい。PCハードウェアベンダーからシェアを奪うのではなく、
Windowsのタブレット市場全体を盛り上げることで、非Windows陣営のシェアを奪うことが目的」と語った。「Surface RT」投入のタイミングや価格についても、「新学期や新生活が始まる、春商戦のタイミングに合わせて時期を調節した。32GBモデルで49,800円というのは、タブレット市場において非常に競争力がある価格帯ではないか」と自信をのぞかせた。

Surface RTの仕様や特徴については、同社執行役 コンシューマー&パートナーグループ リテールビジネス統括本部長 兼 コミュニケーションズパートナー統括本部長の横井伸好氏が解説。あらためてスペックなどを紹介するとともに、日本市場に合わせて設計された日本語配列の「Touch Cover」と「Type Cover」を紹介。「本体背面に回すと自動的にキー入力がオフになる」機能など、使い勝手の面でも配慮したことをアピールした。さらに、発売を記念してBluetooth接続で表面をタッチ操作できるマウス「Wedge Touch Mouse」を900名にプレゼントするほか、Surface RT購入者全員に、アプリで使える「日本経済新聞 電子版有料サービス」の10日間無料チケットを提供することが明らかになった。

また、販売パートナーである株式会社ビックカメラ 代表取締役社長の宮嶋宏幸氏、株式会社ヤマダ電機 取締役 兼 執行役員常務の佐俣信一氏、株式会社ヨドバシカメラ 副社長の藤沢和則氏も登壇。Windows市場の活性化や実店舗への客足の増加など、「Surface RT」への期待を寄せていた。

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