ノイタミナ「夏雪ランデブー」、プレスコ収録に挑んだ声優陣からのコメントが到着

2012年05月14日 14:000

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20120514140000s.jpg7月スタートのノイタミナ作品「夏雪ランデブー」より、メインキャストのコメントが到着した。




※「夏雪ランデブー」については以下にて。
アキバ総研アニメ‐「夏雪ランデブー」作品詳細
2012夏/秋のノイタミナ枠は「もやしもん リターンズ」「夏雪ランデブー」/「ロボティクス・ノーツ」「サイコパス」


日本のアニメで主流となっている「アフレコ」(After Recording=先に画を完成させ、それに合わせてキャスト
が声を吹き込んでいく)に対し、「プレスコ」(Prescoring=先に音声の収録を行い、それに合わせて画を制作していく)というという技法で制作されている本作。音響監督も務める松尾衡監督により、声優陣の芝居の間や呼吸を重視してキャラクターの魅力をリアルに引き出す工夫がなされている。

現在、収録はすでに折り返し地点を過ぎたとのことで、葉月亮介役・中村悠一さん、島尾六花役・大原さやかさん、島尾篤役・福山潤さんらキャスト陣のコメントが届いた。


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「夏雪ランデブー」アニメビジュアル左から、中村悠一さん、大原さやかさん、福山潤さん


1:演じるキャラクターについて。
2:プレスコ収録を経験してみて、難しい点はありますか?また、苦労したシーンや表現がありましたら、教えて下さい。
3:プレスコ収録ならではの楽しさはありますか?
4:好きなセリフやシーンがありましたら、教えて下さい。
5:オンエアを楽しみにしているファンにメッセージをお願い致します。



・葉月亮介役:中村悠一
1:ごくごく一般的な若者。演じる際にオーバーになりすぎず、リアリティを感じられるお芝居ができればなと思っています。
2:タイミングから何からこちら任せなので、苦労というより楽しくのびのび収録ができている気がしています。ただ動きが多く出るシーンは最終的な動きがわからないので仕上がりを見るまで不安です。
3:絵の制約に縛られず、相手役との掛け合いをしっかりとできるのが楽しいです。テンポや表現の仕方もこちらに任せていただけているので、心地いいです。
4:どのシーンも思い出深く大事なシーンなので一概には言えませんが、六花と二人きりのシーンが演じていて好きです。
5:僕らも収録がすべて終わるまで完成を見られません。皆さんと一緒に放送を楽しみにしたいと思います。多くの人間が一生懸命作った本作、是非楽しみにしていてください。


・島尾六花役:大原さやか
1:お花屋さんの店長として働く六花は未亡人。大人の女性でありながら、不意をつかれて思い出に涙がにじんだり、葉月に対して気持ちが揺れたりと、この歳の等身大の女性として、リアルに、ナチュラルに共感できるキャラ。丸いおでこがキュートです。
2:普段は与えられた制限の中でお芝居を工夫していきますが、今回は台詞のテンポなどが全て役者に任されている為、根本的に気持ちの流れ重視の自然な会話を大切にしつつ、作品の演出ポイントなど、全体のバランスを客観視するのがとても難しいです。
3:自宅でのリハーサルにあまり意味がない分(笑)、現場での掛け合いで気付くことや生まれるものが多く、会話は生きているんだという実感が楽しくてたまりません。また、より想像力を試されている緊張感もいい刺激になっています。
4:葉月くんと、浅草の花やしきでデートするお話が好きです。不器用なクセにまっすぐで一生懸命な彼にキュンとしたり、観覧車の中ではちょっとドキッとさせられたり…妙にシンクロしながらマイク前に立っていました♪
5:先日発売となった第四巻で完結したこの作品を、始めから終わりまで余すところなく映像で見られること。そして六花としてそこに生きられること。身もだえするほど幸せに感じています。六花たちの起こす風を、早く皆さんにお届けできますように!


・島尾篤役:福山潤
1:生前の本心と言動と行動のイメージが「今」とギャップのある現在ユーレイ。とても一筋縄ではいかない人物は演じる上でも一筋縄ではいきませんでした。葉月の気持ちも解かる気が(笑)。
2:「画」という確たるイメージ表現を己の頭の中で構築して、「間」や「動き」を造っていく。「絵」というファクタをぬいた事で得る自由と引き換えに確証という実感は更に難しいところに存在したかと。
3:空間や相手をより感じる事ができます。毎回大変だし、難しいですが、ものすごく楽しいです。
4:「泣きたいのはこっちだ」正にそうでしょう!
5:素晴らしい作品へ参加する事になり、今、産みの苦しみと戦っておりますが、上手く出来ないことすら楽しいと感じる純粋な空気、時間で収録させていただいております。鮮やかな世界と人物達がお届け出来ることを願っております。お楽しみに!!



(C)河内遙「夏雪ランデブー」(祥伝社・フィールコミックス)

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