「Genius Party」完成披露試写会舞台挨拶レポート 柳楽優弥、菊地凛子も揃って登場!

2007年06月18日 18:050

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「Genius Party」完成披露試写会舞台挨拶レポート 柳楽優弥、菊地凛子が揃って登場!7月7日に公開となるアニメ映画「Genius Party(ジーニアス・パーティ)」の完成披露試写会が18日、秋葉原UDXの「アキバ3Dシアター」にて行われ、大勢のファンと報道陣が詰めかけた。

「Genius Party」は、日本のアニメーション界が誇る「天才」アニメ監督14人の短編アニメで構成されるオムニバスアニメムービーで、第1弾となる今回は、渡辺信一郎氏、河森正治氏ら7人によるオリジナルアニメーション7本が公開となる。(参考:「Genius Party(スタジオ4℃)」渡辺信一郎監督・田中栄子プロデューサーのスペシャルトークショー!!

また、注目すべきは監督陣だけでなく、第57回カンヌ国際映画祭最優秀主演男優賞の柳楽優弥さんや第79回アカデミー賞最優秀助演女優賞候補とした話題を集めた菊地凛子さんなど世界が認める実力派をキャストに起用したり、『アニマトリックス』、『マインド・ゲーム』、『鉄コン筋クリート』でおなじみの世界的映像クリエイター集団「STUDIO4℃」がアニメーション制作を担当していたりと、現在の日本におけるトップクラスの「才能」が集結した究極のアニメーション作品となっている。

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今回行われた完成披露試写会には、第1弾の監督を務めた7人(※うち1人欠席=6人)と佐伯プロデューサー、柳楽優弥さん、菊地凛子さんら4人のキャスト陣が登場。各作品のコンセプトや完成後の感想などを語った。各氏のコメントは以下のとおり。

河森正治監督「14分のなかにアニメ的な試みを多数盛り込んだ」「舞台を上海にしたのは、20年前に中国を一人旅した経験があったから」

木村真二監督「普段の仕事である背景や美術の中にキャラを入れたいと思っていたのが実現できた」

福山庸治監督「僕は漫画家なのでアニメは巧く作れないけれど、ストーリーとマンガを動かすことにこだわって作った」

二村秀樹監督「哲学者であるパスカルの言葉を引用をしたりと、“永遠”をテーマにした幻想的な作品になった」

湯浅政明監督「簡単にしたい、と思ってそのとき感じたことを軽い気分でまとめてみた。立場が変わってつながっていくもの、をテーマにした」

渡辺信一郎監督「前からやりたかった青春ものなので、本当に作りたいものが作れたと思う。」「柳楽くん、菊地さんは声優としての勘がとてもよかった」

柳楽優弥さん「声優は初めてなので緊張したけれど、頑張りました。」

菊地凛子さん「声を口にあわせていくのがとても難しかったんですが、調子に乗ってくると楽しかったです」

栩原楽人さん「動きが入れられないんで戸惑いました。でも監督が普段のままで良いってアドバイスしてくれたんで、そのままの自分で声をあてることができました」

三上博史さん「僕はモノローグやナレーションだったんで、声優初挑戦と言えるかどうか…(笑) とりあえず、(吹き替えなどをせずに)このままの状態で世界にもっていってほしいですね!」

佐伯P「制約0(ゼロ)をコンセプトにしました。本当に見たい!と思える作品になったと思います」

渡辺監督の「BABY BLUE」が声優初挑戦となった柳楽優弥さんと菊地凛子さん 渡辺監督の「BABY BLUE」が声優初挑戦となった柳楽優弥さんと菊地凛子さん キャスト陣。左から栩原楽人さん、柳楽優弥さん、菊地凛子さん、三上博史さん
渡辺監督の「BABY BLUE」が声優初挑戦となった柳楽優弥さんと菊地凛子さんキャスト陣。左から栩原楽人さん、柳楽優弥さん、菊地凛子さん、三上博史さん
楽しそうに話している、「マクロスプラス」の総監督、監督コンビ・河森監督&渡辺監督。その後の「カウボーイビバップ」などでも両者の関係が大きく活きている 第1弾で作品を公開する「天才」映像作家。左から、渡辺信一郎監督、湯浅政明監督、二村秀樹監督、福山庸治監督、木村真二監督、河森正治監督 各メーカーの最新パーツで構成されている、ドスパラ製64ビット「スタジオ4℃」モデル。アニメーションクリエイトに特化したこのマシンを導入したことにより、大幅に作業効率がアップしたそうだ
楽しそうに話している、「マクロスプラス」の総監督、監督コンビ・河森監督&渡辺監督。その後の「カウボーイビバップ」などでも両者の関係が大きく活きている第1弾で作品を公開する「天才」映像作家。左から、渡辺信一郎監督、湯浅政明監督、二村秀樹監督、福山庸治監督、木村真二監督、河森正治監督各メーカーの最上位パーツで構成されている、ドスパラ製64ビット「スタジオ4℃」モデル。アニメーションクリエイトに特化したこのマシンを導入したことにより、大幅に作業効率がアップしたそうだ

なお、「GENIUS PARTY」は、2008年2月6日から17日まで、ワシントンDCのケネディセンターで、アメリカの国事として開催される「ジャパン・フェスティバル」にて、ワールドプレミア上映されることが決定している。


『Genius Party』 第1弾  2007年7月7日 シネ・リーブル池袋、渋谷シネ・アミューズ他全国順次公開
#1:「GENIUS PARTY」 監督:福島敦子
#2:「上海大竜」 監督:河森正治
#3:「デスティック・フォー」 監督:木村真二
#4:「ドアチャイム」 監督:福山庸治
#5:「LIMIT CYCLE」 監督:二村秀樹
#6:「夢みるキカイ」 監督:湯浅政明
#7:「BABY BLUE」 監督:渡辺信一郎



『Genius Party』
 第2弾 2008年1月公開予定
「ガラ」 監督:前田真宏
「陶人キット」 監督:田中達之
「わんわ」 監督:大平晋也
「Untitled」 監督:ヒロ・ヤマガタ
「MOONDRIVE」 監督:中澤一登
「Le Manchot melomane」 監督:ニコラ・ド・クレイシー
「次元爆弾」 監督:森本晃司

アキバ総研ホビー担当の感想

「創造力の制約は、ゼロ。」というキャッチコピーの通り、これ以上ないといえるメンバーによるアニメーション作品となった「Genius Party」。アキバ総研ホビー担当的には、偉大なアニメクリエイターが勢ぞろいした舞台挨拶だけでもう、ご飯3杯は軽くいけそう(?)である。

【関連記事】
「Genius Party(スタジオ4℃)」渡辺信一郎監督・田中栄子プロデューサーのスペシャルトークショー!!(2007年3月25日)
東京国際アニメフェア2007(TAF2007)開幕!(2007年3月22日)


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