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「Llano」対応のSocket FM1マザーが発売！　新チップセット「AMD A75」も登場

2011年06月28日 13:000

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「Llano」対応のSocket FM1マザーが発売！　新チップセット「AMD A75」も登場開発コードネーム「Llano」で知られてきた、AMDのデスクトップ向け新型Fusion APU「AMD A」シリーズに対応するマザーボードが27日、発売された。

登場したマザーボードは、ECS「A75F-M2」とGIGABYTE「GA-A75M-UD2H」の2製品。両者ともに新型ソケット「Socket FM1」と、対応するチップセット「AMD A75」（Hudson D3）を搭載している。

「Socket FM1」は、公式発表前となる新APU「AMD A」シリーズに対応するAMDの新ソケット。後方互換性を持つSocket AM3と異なり、新ソケットでは形状を変更。中心に四角いスペースができている。また、CPUクーラーを固定するリテンションも変更された（ただし、CPUクーラーはSocket AM3世代も使用できる）。

対となるチップセットは「AMD A75」と「AMD A55」。「A75」の最大の特徴は、USB 3.0をサポートした初のチップセットであること。また、SATA 3.0にも対応しており、両方使えるチップセットとなっている。一方の「A55」は、上位版からUSB 3.0とSATA 3.0を省いているのが主な違い。各チップセットの仕様は以下のとおり。

「AMD A75」（Hudson D3）…SATA 6Gbps×6、USB 3.0×4、USB 2.0×10、TDP 7.8W
「AMD A55」（Hudson D2）…SATA 3Gbps×6、USB 2.0×14、TDP 7.5W
共通仕様…PCI Express x4×1、PCI×3、RAID 0/1/10

今回発売となったマザーボードはいずれもMicroATXフォームファクターを採用。各製品のポイントは、ECSが実売価格が6,000円台となる低価格モデル、GIGABYTEが独自機能を搭載したモデルとなっている。各モデルの仕様は以下のとおり。


ECS「A75F-M2」拡張スロットはPCI Express x16×1、PCI Express x1×2、PCI×１。主なオンボードデバイスは、HDMI/VGA、6chサウンド、ギガビットLAN、SATA 6Gbps×6、USB3.0×4（内2基はピンヘッダ）、USB 2.0など。対応メモリはDDR3-1866/1600/1333（2スロット最大16GB）


GIGABYTE「GA-A75M-UD2H」拡張スロットはPCI Express x16×1、PCI Express x16×1（x4動作）、PCI Express x1×1、PCI×１。主なオンボードデバイスはDisplayPort/HDMI/DVI/VGA、8chサウンド、ギガビットLAN、SATA 6Gbps×5、eSATA 6Gbps×1、USB3.0×4（内2基はピンヘッダ）、IEEE 1394など。対応メモリはDDR3-1866/1600/1333/1066（4スロット最大32GB）

なお、今回発売となったメーカーのほかにも、近日中にASRockから「A75 Pro4」が発売予定となっており、6月末から7月頭にかけて多数の製品が登場する予定だ。

ただし、マザーボードは発売されているものの、対応APUが未発表/未発売となっているため、実質使用することができない状況となっている。APUの発売日については各ショップともに不明という。

主な取り扱い店と販売価格は以下のとおり。

ECS「A75F-M2」

ショップ名	価格
ドスパラパーツ館	6,680円
TWOTOP秋葉原本店	6,680円
クレバリー1号店	6,680円
パソコンショップアーク	6,680円
PC DIY SHOP FreeT（フリート）	6,680円
ソフマップ秋葉原リユース総合館	6,980円

GIGABYTE「GA-A75M-UD2H」

ショップ名	価格
ツクモeX.	11,980円
ドスパラパーツ館	11,980円
TWOTOP秋葉原本店	11,980円
パソコンショップアーク	11,980円
ソフマップ秋葉原リユース総合館	12,980円