YOU44さんの評価レビュー

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純愛の王道

観賞手段:ビデオ/DVD
『鬼滅』の作家の性別が話題になった時
炭治郎が「お前」と呼ばれて怒るシーンを
見ただけで(作家は)女性と言い当てた人がいる。
「お前」と呼ばれて頭にくるのは女性だけだと。
「そうなんだ」と思った。
真偽はともかく女性特有のものってある。
「女性的」を強く感じた作品は
アニメなら『ホリミヤ』『シトラス』
漫画なら『いつかティファニーで朝食を』
『アヤメくんののんびり肉食日誌』。
この作品もそれに連なる。
「女性的」とは何か。
描写や視点、言葉遣いなどあるが
一つに「関係性」の重視があると思う。
「関係性」だけで作品が完結出来たりする。
些末な人間関係に拘泥するのは退屈だが
その感性はジェンダーやダイバーシティ的に
有意義だと思う

主に爽子の一人語りで話が進んでいく。
健気ないいい子だ。
『リライフ』の日代千鶴を彷彿する。
美人だが地味で目立たない。
「人と接すのは難しくて、なかなかうまくできない。
でも何とか壁を壊していけたらな」
コミ障というよりは不当に疎外されてる。
天然なのかちょっとズレてるけど嫌味はない。
矢野ちんはそれを「珍妙」と言う。
時々ひどくデフォルメされる表情と
周囲をざわつかせるほど美麗な笑顔との
ギャップもいい。
第2話以降人間関係がどんどん広がっていく。
ほんと爽子の存在を認めてくれる
翔太がいてよかったと思う。
実写では翔太を三浦春馬が演じたらしい。
適役だと思う。
アニメ史上に残るほどキュートな
くるみの声は『ハルヒ』の平野綾。
本名胡桃沢梅。名前が梅というところに
作者のセンスを感じる。
EDはCharaの「片想い」だ
YOU44
YOU44
ストーリー
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作画
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キャラクター
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音楽
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オリジナリティ
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演出
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声優
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満足度 4.5
いいね(0) 2021-04-14 05:01:32

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