Rumbling Hearts
観賞手段:ビデオ/DVD
ふと、君のぞについて書きたくなりました。
この頃のゲームのアニメ化って、今と比べるとかなり粗いんですよね。映像面だけじゃなくてプロットとかも。ダ・カーポとかもそうだった。
君が望む永遠の原作ゲームには満点をあげてもいいくらいです。
君が望む永遠は1999年のゲームですが、ハーレムモノへのアンチテーゼという内容だったのが本作です。
涼宮遙が事故で昏睡状態になってしまうのが鬱展開というわけではなく、そこから3年後、全てが上手く行き始めた最中に遙が目を覚ましたことで、孝之を取り巻く状況がどんどん複雑化していくのが本当の鬱展開のように思いますね。
誰か一人を選ばずに優柔不断でいるとどんどん悪い方向へ進んでいく。だからこそのアンチテーゼ。
ショックと罪悪感から水月にすがってしまい、また、水月も孝之に依存してしまうというこの展開・・・。
このテーマはアージュの次作「マブラヴ」にも受け継がれていたりします。
「君が望む永遠」はメディアミックスとしても当時では斬新だったかもしれません。
栗林みな実さんや谷山紀章さん、たかはし智秋さんたちがかなり本格的にライブをやったり、ラジオ番組も積極的に展開していたり。このアニメがなければGRANRODEOもなかったですからね。
あと、どうでもいい話ですが、「猫のうんこ踏め」でおなじみの大空寺あゆは元祖ツンデレと言われていますよね。この頃だと、ずっとツンツンしてたキャラが主人公と親しくなっていくことで照れた態度を見せるようになることをツンデレって呼んでたっぽくて、今のツンデレのイメージとは微妙に違ったり。
何はともあれ記憶に残る作品です。
アニメを見始めたのが最近で、君が望む永遠を知らないのなら一度視聴してみるのをおすすめします。
ちなみに、茜が主役の「アカネマニアックス」というアホなスピンオフもあるのでおすすめです。
- ストーリー
- 4.0
- 作画
- -
- キャラクター
- 5.0
- 音楽
- 5.0
- オリジナリティ
- 5.0
- 演出
- 4.5
- 声優
- 4.5
- 歌
- 5.0
満足度
4.0
いいね(0)
2015-07-09 18:45:36