noelpointさんの評価レビュー

人間の世界のものを少しずつ借りながら暮らす、小さな小人達の生活と人間とのかかわりを描いた作品です。
劇場で観ましたが、小人からみた人間のまぁ大きいこと。
主人公のアリエッティに感情移入してみてしまいましたが、人間を恐れるアリエッティの家族と、翔と出逢い人間に心を少しづつ心を許していき、家族と自分の気持ちとの狭間でゆれるアリエッティの気持ちがとても心に伝わってきました。
結局引越しせざるを得なくなり、翔と離れ離れになってしまうのですが、2人は好意を持っていたんだと思わせる切ない感じで終わりとても良かったです。
翔が角砂糖を最後に１つだけアリエッティに渡したのも、以前渡せなかった1つの角砂糖とリンクし、過大なプレゼントではなくそこに意味があるようでよかったです。