サイボーグ戦士、カッコいいです!(でもちょい苦言)
観賞手段:劇場
公開2日目に見に行ってきました。もち3Dで。
アニメ作品としては本当によくできていて、レベル高いです。さすがIGという感じ。まあIGといえば攻殻、攻殻といえばサイボーグってことで、サイボーグの描き方は現代ではもっともうまいプロダクションんわけですが、そのIGと石ノ森章太郎のコラボは非常にうまくいったのではないでしょうか。ただ、あまりにも攻殻的な部分も。個人的には、最初のエロかわいいフランソワーズのシーンとかいらないかなと思ったり。
009メンバーの描かれ方、活躍の仕方など、かなりゾクゾクしました。まあ昔の009知ってるからでしょうけど。特にジョーのドバイのシーンはすごかった。あとジェットのラストとか。フランソワーズもよかったですね。個人的にはハインリッヒ好きなんで、もう少し活躍して欲しかったですが。あとジャックも。まあ今回はその尺はなさそうでしたが。
とにかく作画、展開、3Dも、すべてがよかったです。ただ、やはり苦言を呈したくなるのは、脚本ですね。このあたりも、ちょっと攻殻っぽいうというか、やや曖昧さが残る展開になってます。もしかしたら続編を意識した作りなのかなと勘ぐったりもしますが、ちょっと腑に落ちないですね。攻殻なら電脳にウイルスが侵入したで許されるのでしょうが、こちらは生身の人間です。そこに心理的な神の存在をもってくるのはちと無理がある。石ノ森先生は、そういうことを009で描きたかったわけじゃないと思います。少しひねくりすぎましたかね。何となく、「ミッション・インポッシブル」を見ているようで、少し脚本のオリジナリティが欠けていた感はあります。
しかし、そこはまあ抜きにしても、劇場アニメ作品としてはかなりの出来です。009知ってる世代は絶対に楽しめますし、そうでない世代も楽しめる作品には仕上がってます。それだけに脚本ですね。ここだけはあえて苦言を呈させていただきます。次回、あれば期待します。
- ストーリー
- 3.5
- 作画
- 4.5
- キャラクター
- 4.5
- 音楽
- 4.5
- オリジナリティ
- 3.5
- 演出
- 4.5
- 声優
- 4.5
- 歌
- 4.0
満足度
4.0
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2012-10-29 01:01:13