YOU44さんの評価レビュー
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観賞手段:テレビササキバラ・ゴウの『「戦時下の」おたく』を読むと アニメが戦争に利用される危うさを感じるが 「百合」に関してはその真逆だなって思う。 ダイバーシティ、マイノリティへの理解というか 包容力は民主的だ。 製作を「私の百合は製作委員会です!」なんてのも 遊び心あってよい。 なんて思ってたら… 「へっ、作ってんに決まってんでしょ、全部含めて外面だよ。 カワイイと言われ続けてきたこの容姿、 ちゃんと生かした人生設計してんだよ」 声優の小倉唯が絶品のこのダーク感。 実態はあざとい俗物だったりするのだが、 更に上を行く展開に。 劇中劇に特徴がある映画『終電車』や『ドライブ・マイ・カー』 のような演技がかった二重展開。 百合と仕事の組み合わせは初めてかも。 『マリア様がみてる』を知ってるともっと面白い。 演技としての百合に、本物の百合、本音に建前、 外面に内面、キャラ作り、現実と虚構、関係性も交錯して、 想像以上に複雑で深みがある。 『シュタゲ』と『アキバ冥途戦争』のメイドの描き方の 違いに似てる。幻想を鼻で笑う。 これぞ令和のアニメって感じだ。
- ストーリー
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- 作画
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- キャラクター
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- 音楽
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- オリジナリティ
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- 演出
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- 声優
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- 歌
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