マクギリス・ファルドの罪 #g_tekketsu
観賞手段:テレビ
時代の趨勢に持ち上げられた集団が、一転して追われ狩られる側になる展開は良くあることである。ガンダムに導入されたのは珍しいが、鉄華団の物語としては妥当なラインだったと思う。(暗殺率の高さとガードの甘さは問題だったが。) しかし納得行かないのは、マクギリスの行動と末路の失速感である。自信満々でバエルを手に入れてからの、それまでの彼とは打って変わった無策さ。これが物語終盤を実につまらなくした。これまで本作の面白さを維持していたのは、鉄華団なら、ミカだったらこの状況でもひっくり返してくれるかもしれないと言う期待と、それを成し得てきたミカとバルパドスの禍々しさすら感じさせる強さだった。だがこうまでラスタル陣営との政治力の差が開いては、展開に何の期待も持てなくなる。案の定、こうだろうと収まるべきラスト程度に収まった。実に残念だし、その戦犯であるマクギリスの罪は実に重い。
- ストーリー
- 3.0
- 作画
- 4.5
- キャラクター
- 4.5
- 音楽
- 4.5
- オリジナリティ
- 4.5
- 演出
- 4.0
- 声優
- 4.5
- 歌
- 4.0
満足度
3.0
いいね(0)
2017-04-03 03:45:55