5月に徳島で行われた「マチアソビ」の公開トークでこの作品のことを知り、興味を持ちました。
秋のオンエアを楽しみにしていたのですが・・・。
東京での生活に疲れた宗太が父の葬儀を契機に故郷に帰り、そこで人間の姿になった狸(ポコ)と邂逅して物語が動き出すわけですが、なぜ東京での生活に疲れたかの描写がほとんどありません。一応セリフで、家と会社の往復だけの生活だったという説明がありますが、東京編で出てくる職場の人間関係は良好そうだし、忙しいのは皆同じでしょう。もっと悩んでいる理由についての描写が欲しかったと思います。
また、ポコが宗太の前に現れた理由は最終回で明らかになるのですが、それまでポコはどうやって何年も生きてきたのでしょう?宗太との共同生活においては、かなりひ弱そうで(だから宗太は自分が育てなきゃと思ったわけで)、ひとりで生きてこれたとはとうてい思えませんでした。
ということで、作品世界の根幹に関わることで疑問を持ってしまったため、今ひとつ乗ることが出来ませんでした。
とはいえ、ポコやのぞみちゃんは可愛く、2話のBパートは何度も再生して観ています。作品を通しての郷土愛等も表現されていると思います。
全体的には愛すべき作品だったなと思います。
1月1日追記
大晦日に元監督のFBで、監督交代劇の舞台裏が暴露されました。
どれも事実のようで残念です。
一番悪いのは脚本家の高橋ナツコですね。
詳しくは、まとめサイト等で見てください。