にゅまさんさんの評価レビュー

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CG作画に込める情念 #ブブキ

観賞手段:テレビ
セルルックCGアニメの2トップの片方であるサンジゲン社初のオリジナル作品は、明らかに「手描きアニメらしさ」への挑戦を技術的な課題として取り組んでいる。もう一方の雄ポリゴン・ピクチュアズの『亜人』がCGの利点を活かした表現に取り組んでいるのと対象的ですらある。
 恐らくは、CG作画が手法の主流になった時への備えとしての取り組みと思うし、また「CG作画アニメ」の持つ業界内のイメージの枠を打破したい、と言ったビジネス的なテーマもあるのだろう。「手描きでなければ動きに魂は込められない」「手描きでなければ込められない感情がある」と言った常識に、CG屋が真剣に挑んでいる。本作はそんな挑戦的姿勢にあふれた作品である。

 とにかく表情芝居と勢いと熱さの実現へと、作画のみならず物語も「まずは勢い」で進められ、長所も短所もひっくるめてそれが作品の味になっている。良くも悪くもその個性は際立っており、第2期も楽しみだ。
にゅまさん
にゅまさん
ストーリー
4.0
作画
4.5
キャラクター
4.5
音楽
4.0
オリジナリティ
4.5
演出
5.0
声優
4.5
4.5
満足度 4.5
いいね(1) 2016-04-12 06:56:41

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