にゅまさんさんの評価レビュー
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観賞手段:テレビセルルックCGアニメの2トップの片方であるサンジゲン社初のオリジナル作品は、明らかに「手描きアニメらしさ」への挑戦を技術的な課題として取り組んでいる。もう一方の雄ポリゴン・ピクチュアズの『亜人』がCGの利点を活かした表現に取り組んでいるのと対象的ですらある。 恐らくは、CG作画が手法の主流になった時への備えとしての取り組みと思うし、また「CG作画アニメ」の持つ業界内のイメージの枠を打破したい、と言ったビジネス的なテーマもあるのだろう。「手描きでなければ動きに魂は込められない」「手描きでなければ込められない感情がある」と言った常識に、CG屋が真剣に挑んでいる。本作はそんな挑戦的姿勢にあふれた作品である。 とにかく表情芝居と勢いと熱さの実現へと、作画のみならず物語も「まずは勢い」で進められ、長所も短所もひっくるめてそれが作品の味になっている。良くも悪くもその個性は際立っており、第2期も楽しみだ。
- ストーリー
- 4.0
- 作画
- 4.5
- キャラクター
- 4.5
- 音楽
- 4.0
- オリジナリティ
- 4.5
- 演出
- 5.0
- 声優
- 4.5
- 歌
- 4.5