よるなるさんの評価レビュー
»一覧へノリはあくまで日常系
観賞手段:テレビあの攻殻機動隊の前時代的作品らしいが、そうとは思えないほど必要な部分での引き締めや緊張感が足りない。 超兵器的なブエルの自我を持つ中枢制御ユニットのふざけたデザインと性格のせいでシリアスになるべきところでシリアスにならず、セナンクル島に大きな被害を出しながら得た結果が、その中枢制御ユニットの集めたフェチ画像というオチ。また七転福音の脳天気さも問題の1つ。好きな人の腕が千切れているのにノリが軽いのは、全身義体故の弊害だろうか。 更に気になったのは作中で使われている音楽がちょっと合っていない点。特に緊迫感のあるシーンやバトルシーンの音楽がちょっとすっぽ抜けるような音楽だと感じた。もっと重厚感のあるヘビーな音楽でも良かった。この音楽の軽さもノリの軽さと悪い意味での相乗効果を生んでいた。 福音とクラリオンを愛でる日常系アニメとしてみれば十分面白い作品ではあるが、土台の大きさや起こっている事の重大性から考えるとちょっとアンバランスさを感じた。
- ストーリー
- 2.5
- 作画
- 4.0
- キャラクター
- 4.5
- 音楽
- -
- オリジナリティ
- 4.5
- 演出
- 3.0
- 声優
- -
- 歌
- 4.0