バイクのない世界は少しだけ寂しい
観賞手段:CS/BS/ケーブル
個人的には断然四輪派です。
大昔ならまだしも、なぜ21世紀にもなって二輪のような危険で扱いづらい乗り物に人は乗るのか・・・。そんな事も少し考えさせてくれるアニメでした。
単純に小回りの効く移動手段としてではないオートバイの別の魅力と、どこか抜けている部分が上手く表現されていました。
ホンダ、カワサキ、ヤマハ、スズキ、ドゥカティといった大手のバイクメーカーがアニメに協力しているからこそ可能なネタの数々。
まあ・・・BMWがなかったのは目を瞑っておきます。
バイクネタは、あるあるネタだけでなく毒もかなり含んでいて、少し知識がある人なら結構笑えます。子供騙しではなく結構ガチなバイクネタで楽しかったです。
全体的な作風は独特で、作者の個性が出てるのかなと思いました。
凛の親父に関する話なんかは特にそんな色が出ていて面白かったです。
この作品のキャラクターの台詞は味があります。
教習所のシーンが何度も出てくるのが良かったです。
来夢先輩に関してはあまりにも奥が深くて・・・。ZX-12R乗る高校生ってレーシングライダー目指してる人以外にはいないですよね。
映像面では、影がグラデーションっぽくなっていてブラシの処理なのかわかりませんけど興味深かったです。最近のトレンドなんでしょうか?映像的に立体感が少し出てます。
バイクの本来の魅力を失わない形でアニメの中で描けるのは、3DCGの進歩のおかげだと染み染み思います。
日本のメーカーはスーパーカーは最近全然作らないけどスポーツバイクは作る・・・。なぜなのか。
「ばくおん!!」は「けいおん!」のパロディという説明だけでは足りない、我が道を1000ccの4ストローク直列4気筒エンジンで突き進むような、唯一無二のアニメでした。
書きたいことは色々ありますが、いつかカワサキがまたMotoGPに帰ってくるのを期待しています。
- ストーリー
- 4.5
- 作画
- 4.0
- キャラクター
- 4.5
- 音楽
- 4.0
- オリジナリティ
- 4.5
- 演出
- 4.5
- 声優
- 3.5
- 歌
- 4.0
満足度
4.0
いいね(1)
2016-06-21 19:28:17