1期は最後かなり悲惨な終わり方をした本作だが、2期に入ると、1期の流れを受け継ぎつつも、実は・・・生きていた!的な始まり方をする。
まあ、それはいい。そういうこともあるだろう。
地球とヴァースとの戦いは新たな局面を迎えている。正直言って、ヴァース軍はめちゃめちゃ強いはずだが、なぜか地球側は五分くらいで分けている。主人公・イナホ君達の舞台は、転戦しながらも負けない。死者も出ない。ヴァース軍はなぜかだいたい単独行動でやってきて、ちょっとした隙を、イナホ君の素晴らしい頭脳と作戦によって突かれて敗れ去る。
まあ、それもいいだろう。イナホ君は強いのだ。汗ひとつかかずに、冷静に事を運べる、スーパーマンなのだ。
敵のヴァースの中では、いろんなことが起こっている。イナホ君の宿敵、スレイン君はなぜかものすごく悪役になっている。姫様への一種屈折した愛情によって、ヴァース軍を掌握しようと画策する。姫様の替え玉を使って。でも、当の姫様が目覚めてしまい・・・! この辺のストーリーはいいです! 少女マンガなどでも王道パターンですね。さて、どうする、スレイン君!
と期待をしたのですが、最後の数話で、姫様には裏切られ、なぜか地上で戦っていただけの地球軍に宇宙戦にもってこられて、しかもあっさりと侵入を許し、一気に劣勢に・・・。最後は自暴自棄になるスレイン君。ああ、哀れ。そして姫様は・・・。
このクライマックスへの持っていき方は、どうなんすか?? 虚淵さん。ちょっとあまりにも大ざっぱすぎる気がするんですけど・・・。
[2015-03-30 22:47:26]