悪くはなかったと思う。でもあまりハラハラしなかった
観賞手段:テレビ
元々江戸川乱歩の原作設定ありきで作られた作品だけに、忠実にオリジナルをなぞるのかどうするのかが気になっていたわけだが、あくまでも借りたのは世界観だけ。ストーリーとしては、現代的な要素を多分に取り込んだオリジナルとなっている。
ただし、主要キャラやタイトルは江戸川乱歩のものを使っており、このあたり好き嫌いが分かれるかもしれない。明智君はともかく、コバヤシ君は女っぽい中性的キャラになってるし、最後までこの設定はよくわからずじまいだった。黒蜥蜴とか怪人二十面相も出てくるが、まあまったくの別もの。別にこういう脚色は嫌いじゃないが、二十面相以外はバックグラウンドがよくわからず、という感じで終わってしまったのは残念。
怪奇小説ベースの作品だけに結構残虐な事件が起こるが、そこは「ダンガンロンパ」の岸誠二監督。グロくならない程度にうまくまとめている。ただ、説明が多いなーという印象。名探偵コナンみたく、すべて前後編でやれたらもっとよかったのになあと思わないでもない。
最後まで楽しんで見られたけど、作品的には、最後の二十面相以外にはあまり残るものがなく、やや辛めの評価にしました。
- ストーリー
- 3.5
- 作画
- 4.0
- キャラクター
- 4.0
- 音楽
- 4.0
- オリジナリティ
- 4.5
- 演出
- 4.0
- 声優
- 4.0
- 歌
- 4.5
満足度
3.5
いいね(0)
2015-09-24 18:56:56