CUDAさんの評価レビュー

ロールプレイングゲームのシステムのような設定が、本当のファンタジー世界に存在しているというのがこのアニメの特徴です。（能力を数値化していたり）

また、主人公たちがどこかへ旅にでるという冒険ではなく、都市の地下に迷宮が存在しているというのもユニークです。

面白い設定があるものの、序盤から何か物足りない感じがずっとしていて、結局最後までそんなもやもやが続きました。

近年ではわりと珍しい比較的明るいファンタジーモノですが、世界の何かを探求・探索したり、キャラクターが葛藤し成長したり、奥深い哲学やメッセージがあるようなタイプの作品ではないので、期待しているものと違えばおそらく多くの人はそれほど楽しめないのではないでしょうか。

逆に、ファンタジー世界におけるバトルやキャラクターの掛け合い、様々なエピソードを気軽に楽しみたい人なら本作はぴったりだと思います。

アクションという観点だと、これまた平凡・・・。普通です。本当に普通。

本作は全体的には悪いというほどでもなく、非常に平凡な所に落ち着いています。対象年齢はやや低めで、中高生向けという印象。


それにしても、この手の作品で牛をモチーフとしたモンスターがかなりの確率で登場する何故でしょうね。