しゃんさんの評価レビュー
»一覧へタツノコの底力を感じる名作
観賞手段:テレビ誰もが一度は見たかった、ドロンボー一味側から世界を描くヤッターマンのスピンオフ、ということで期待値がかなり高めでしたが、それに応える出来だったと思います。 第1話の引力がものすごく大きかったので、その後ゆるやかに落ちていった感じでしたが、第9話からクライマックスにかけてまたぐんと盛り上がり、かなり満足度の高い終わり方をしてくれました。最終回の作画が間に合わなかったようなのが残念。 北の地で戦うダークヒーローものということで、全体的に画面の色調も暗めで、鬱々な感じになってしまいそうでしたが、ふでやす脚本らしい小気味良いギャグの詰め込みでうまくバランスが取れていたと思います。底抜けにハイトーンなレパードの声も、まさに世界の中の一筋の光という印象を受けました。 タツノコアニメと言うとどうしても過去の栄光という印象がありますが、自分たちの持つコンテンツを持ち腐れさせず、こんな風に新しい作品をまた作っていけるのはすばらしいことです。タツノコが次にまたどんなアニメを届けてくれるのか、一層楽しみになりました。
- ストーリー
- 4.0
- 作画
- 3.5
- キャラクター
- 5.0
- 音楽
- 4.0
- オリジナリティ
- 5.0
- 演出
- 4.0
- 声優
- 4.0
- 歌
- 4.0