工兵が主人公なのは面白いと思いますが…
人類社会を一変させてしまった事態をひっくり返す方法があまりに安直に繰り返され、他の100億人くらいは今まで何してたんですかねと思わざるを得ません。
生命財産を失う事態に直面して、必死に考えた人たちはいっぱいいると思うんですけどね。
普通に工兵が頑張る話では不味いのは、やたらと主人公達を大風呂敷に乗せたがる展開に不都合になるから、でしょうけど・・・。
結果的に、描かれている人類社会全体が底が浅くなる効果しか無く、というか、案の定軽薄な階層描写なども相まって、ドラマそのものが無意味になる効果しか無くなってしまっています。
そして、主人公たちが一々、ありきたりな心情やありきたりな状況を長々と説明するのも、
いかにもしつらえが悪く、視聴者側に考えたり感じたりする機会を与えてくれない、先に書いたアイデア不足と脚本の適当さも相まって、先が全く期待できない印象しか持てません。
脚本家さんの能力でしょうか、時々あるキャラクタの掛け合いだけは、なかなかに楽しい時もあります。
わからない事や調べる気がない事を無理に描写した原作で、時間や作画をノイズにしかならない描写に裂き、ストーリーへの信頼感を失うくらいなら、キャラクタの掛け合い描写に徹したほうが、万人向けになったのではないかな、と思います。
中学生向けと言うあたりかもしれませんが、もうちょっと見るものを選んでほしいかな・・・。
JC原画、渡辺敦子さんのキャラ、サンジゲンのメカがもったいない・・・。