中世という時代をうまくとらえた秀作
観賞手段:テレビ
ひとまず7話まで見たところでの感想です。
中世フランスにおける、英仏100年戦争に題材をとった本作。原作は読んでませんが、この時代に正面切って向き合った作品というのはなかなかないのでは?(あっても、ジャンヌダルクになっちゃう) しかも、時代背景をうまくとらえていて、魔女や天使がからみ合うという展開は、これだけでプロットとしては満点です。
しかも、IGが制作してるので、作画も申し分なし。マリアをはじめとするキャラクター達も個性的でかわいく、声優さんもいい仕事してます。マリア役の金元寿子さん、とおーってもいいです! アルテミス役の日笠陽子さんは色っぽいし、エゼキエル役の花澤さんは、結構思い切った演技を爆発させてます。なんか、こう作品に力があるという感じがします。
この後の展開が楽しみで仕方ありませんが、多分1クールで終わるような話ではないので、続編も合わせて期待します。
(追記)
最終話まで見ての感想です。
まず、1クールで終わっちゃうのがもったいないくらい、よくできた物語でした。でも、無理なく、ちゃんと話をまとめていて、いささかの矛盾も尺の足りなさもなく、十分に楽しませてくれた良作です。IGならではの作画のレベルの高さ、メインキャスト陣の演技も迫真で、しかも楽しかったです。
中世ヨーロッパ史やキリスト教の基本知識があると、さらに楽しく見られると思います。歴史的な考証もかなりしっかりしていると思いました。
- ストーリー
- 4.5
- 作画
- 5.0
- キャラクター
- 5.0
- 音楽
- 4.5
- オリジナリティ
- 5.0
- 演出
- 5.0
- 声優
- 5.0
- 歌
- 4.5
満足度
4.5
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2015-03-31 15:52:55