原作は中忍試験の途中ぐらいまでと、
ナルトの両親のエピソードしか読んでいない、
アニメも中忍試験あたりを飛び飛びで観ただけ、
という状態で劇場に行きました。
最後だということで。
落ちこぼれで孤独だったナルトが、
いろいろな出来事のなかで仲間を得て、力を得ていき……
という成長過程が垣間見えるドラマ性が好きでした。
人間らしい姿が映画のように描かれているのが好きでした。
なので、劇場版を観に行こうと思ったのでした。
観に行った直接のきっかけは、
ヒナタがえらい美人に成長した姿をウェブ上で見たからで、
ナルトとヒナタのあいだにどういうエピソードがあったのかな、
という興味がわいたからだったのですけど……
観た感想ですが、わたしの持っていた興味を埋めてくれた、
という感じでした。ナルトとヒナタのための映画で、
小さい子には退屈だったんじゃないかなという印象かな。
地球の危機が絡んでいましたが、根本的には青春ストーリイで、
白眼の関わるエピソードを絡めて、色恋に疎いナルトと、
恋心を募らせるヒナタの距離が近づき、ハッピーエンドになるまで、
という、長らく原作やアニメに触れてきたファン向けの作品に
なっています。
ストーリイ的には目新しさを感じなかったのですけど、
キャラクタアに愛着があると、ついつい子供を見るような視線、
ナルトたちの親になったかのような視線で見ている自分がいました。
15年も連載期間があれば、キャラも育つかぁと感慨深いものが。
劇場で配られていた、秘伝・列の書もよかった。
キャラの設定画がたっぷり載っています。
作品としてはコンパクトにまとめてる感がなきにしもあらず
なのですが、細かいところは原作を読めということかな。
実際、原作を補完するつもりで劇場版を観に行ったのに、
逆に原作を読みたくなってしまったので(笑)
恋愛エピソードが軸になっているため、
好き嫌いが分かれるんじゃないかなぁと思いますが、
成長したナルトが見られてよかったです。